【中学クラブチーム訪問】JBC札幌編
1月15日、中学軟式クラブチームのJBC札幌を訪問した。昨秋から前コーチの西田悠真氏(28)が、新監督に就任し、心機一転中学軟式の雄を目指し冬季練習に励んでいた。今年のJBC札幌の3年生8人の進路は、札幌市内へそれぞれ進路希望が出ている。西田監督は「一生懸命三年間、頑張ってやり通してほしい」とエールを送った。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。また新チーム主将・河本大雅君(2年・白石ジュニアフェニックス出身)には、チームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
◆選手構成
2年生:6人 1年生6人
28歳 コーチ経験を活かしJBC札幌の監督に
昨秋、JBC札幌の新監督として前コーチの西田氏が就任。前監督の渋谷 貴氏はチーム代表として側面からチームを支える。新監督・西田氏は2006年夏の甲子園で、三連覇の懸かった駒大苫小牧高校の準優勝メンバーの一人。それだけに理想は高く、今の選手たちの実力をいかに引き上げるかを大きなテーマとしている。西田監督は「まだまだ課題だらけです」と前を向く。その中で2人の選手の名前が挙がった。「新チームの主将として自覚が芽生えた」と筆頭に名前が挙がったのは、河本大雅選手(2年・白石ジュニアフェニックス出身)。4番として打つ方でも中心。守備では守りの要、遊撃手としてチームをけん引する。また1年生ながら一番伸びた選手と評価を受けたのは久保直矢選手(1年・前田中央ライオンズ出身)。「技術、体力と向上している。クリーンナップもある」と期待した。
課題は投手力
最重要課題は投手力だと言う。「うちのチームにはスピードボールでぐいぐい追い込める投手はいない!打たせて取るピッチングを、もっと磨いてほしい。精神面にも課題があり、打者を追い込む立場が、逆に追い込まれる」と唇をかんだ。また昨年の11月から駒大苫小牧高で捕手として甲子園出場の経験もある亜細亜大学出身の幸坂好修さん(27)が、トレーナーとしてサポートしている。高校野球を前にした中学生に、体幹強化及び柔軟性をもっと加える必要があると言う。同チームは2月18日から苫小牧合宿を皮切りに、3月胆振方面へ合宿、4月オープン戦を経て開幕を待つ。
JBC札幌女子チーム結成
昨秋、JBC札幌の女子部門が結成されました。札幌市の女子選手を中心とした女子軟式野球チームです 新しく結成されたチームなので経験者はもちろん、未経験者も大歓迎です。
~数人の選手を5段階評価~
西田監督に聞いた
★投手陣では4人の名前が挙がった。西田監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◇加々見拓海投手(2年・東16丁目フリッパーズ出身)は、コントロール③、スピード②、経験②、マウンド度胸③、スタミナ①、信頼度②。「もっと自分に厳しく練習に挑んでほしい」と期待した。左投・左打。新人戦では打順は5、6番・投手兼外野手として出場。
◇笹川稜太投手(2年・石山アトムズ出身)は、コントロール②、スピード③、経験②、マウンド度胸③、スタミナ③、信頼度③。「投手陣を引っ張って欲しい」と期待した。右投・右打。新人戦では3、7番・投手兼外野手として出場。身長176cm、体重50㎏。
◇今井裕太投手(1年・屯田ブルースターズ出身)は、コントロール③、スピード②、経験①、マウンド度胸①、スタミナ③、信頼度②。「全日本少年道予選まで、気持ちの部分をもっと強くなって欲しい」と期待した。右投・右打。新人戦では8、9番・投手兼三塁手として出場。
◇金山祥大投手(1年・兵庫県宮川少年野球部出身)は、コントロール②、スピード①、経験①、マウンド度胸②、スタミナ①、信頼度②。「もっと積極的に自分を出してほしい」と期待した。左投・左打。
★打撃陣では3人の名前が挙がった。投手陣同様、西田監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◇河本大雅(2年・白石ジュニアフェニックス出身)は、バットコントロール②、長打力④、チームバッティング②、ミート力②、勝負強さ③、信頼度⑤。「行動(プレー)でチームを引っ張って欲しい」と期待した。右投・右打。新人戦では4番・遊撃手として出場。身長170㎝、体重70㎏。
◇五十嵐 翼(2年)は、バットコントロール③、長打力④、チームバッティング③、ミート力③、勝負強さ②、信頼度④。「攻撃面でのキーマンになって欲しい」と期待した。左投・左打。新人戦では1番・中堅手として出場。
◇久保直矢(1年・前田中央ライオンズ出身)は、バットコントロール②、長打力③、チームバッティング③、ミート力②、勝負強さ②、信頼度②。「一年生を引っ張って欲しい」と期待した。右投・右打。新人戦では3番・内野手として出場。身長176㎝、体重65㎏。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「雑草心」主将・河本大雅選手(2年・白石ジュニアフェニックス出身)
「雑草のような強い気持ちで挑みます」と強い信念を強調した。秋季新人戦では主将として4番・遊撃手として出場。打撃では長打力に加え広角に打ち分ける。攻守が冴える守備には安定感を見せる。右投・右打、身長170cm、体重70㎏。
Q1)印象深い試合は
「B‐1トーナメント新人戦の登別フラップオーシャン戦。接戦となった試合は雪交じりの雪中試合になり7‐9と敗れるも4打数3安打と活躍できた」と振り返った。
Q2)チームのキーマンは
「久保直矢(1年・前田中央ライオンズ出身)です。バッティングでは長打もあり、走攻守揃っている」と期待した。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「登別フラップオーシャンの小林 柊選手(2年・富岸ファイターズ出身)です。守備がめちゃめちゃ上手かった」と実力を認めた。
◆「導」笹川稜太選手(2年・石山アトムズ出身)
「今年は投手としての登板の機会が増えると思う。自分がゲームを作り、勝利へ導きたいと思う」と自らの役割を自覚していた。秋季新人戦では3、7番・投手兼一塁手兼外野手として出場。独特のフォームから投げ下ろし、ボールの出どころが見づらいのが特徴。右投・右打、身長176cm、体重50㎏。
Q1)印象深い試合は
「練習試合・札幌栄町中戦。強い相手に九回まで戦い敗れたが、学ぶことが多かった」と収穫を口にした。
Q2)チームのキーマンは
「蝦名 心捕手(1年・八軒東和グッピーズ出身)です。新2年生だけどキャッチャーで扇の要として頑張って欲しい」と期待した。
◆「とにかく全力」久保直矢選手(1年・前田中央リトルライオンズ出身)
「先輩のような技術が無いのでちょっとしたプレーや動きなどを全力ですることで自分の技術向上につながればと思う」とさらなる奮闘を誓った。秋季新人戦では3、5番・二塁手兼三塁手として出場。足の速さと長打力が持ち味。右投・両打、身長176cm、体重65㎏。
Q1)印象深い試合は
「練習試合で戦った札幌栄町中戦。敗れた試合だったがチームの弱点を知ることができ勉強になった」と前を向いた。
Q2)チームのキーマンは
「河本大雅選手(2年・白石ジュニアフェニックス出身)です。守備もチーム一上手い」と活躍を信じた。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:JBC札幌