おめでとう! 岡部祐太(旭大高~國學院大)ウォッチ!
あけましておめでとうございます。
本年もストライクさん同様、宜しくお願い致します。
2016年春、上出投手を中心に素晴らしいチームに仕上がった札幌第一高校がセンバツ出場を果たし、夏の甲子園もほぼ間違いないものと思えた昨年(2016)の夏、下馬評をひっくり返し全試合完投の北海高校・大西投手の活躍に北海道が沸いた。その後の快進撃と全国準優勝という快挙は言うに及ばないところだが、そんな中、北海道出身の選手が、人知れず「戦国東都」という舞台でブレイクしていた。
岡部 祐太(おかべ ゆうた)
北海道浦河町の出身で、当ベースボールスクールには小学4年から中学卒業まで参加。地元の野球少年団では中心選手として頑張り、2006年のファイターズジュニアに選ばれキャプテンも務め上げた。その後、現在の日高BBC(ベースボールクラブ)の前身であるKボール日高選抜を経て北の名門、旭大高(旭川大学高等学校)へと進む。
旭大高では、1年春からレギュラーとして出場。1年秋からはショートを任され、3年夏までその大役を守り抜いた。その後、日本最強リーグとも言われる東都大学野球リーグ所属の強豪、國學院大学に進学。1,2年と出場の機会はなかったが、3年生からDHなどで徐々に出場機会が増え、4年の春、2番サードに定着。持ち前のガッツと練習量の成果で1部リーグの打率2位に輝き、ベストナインを受賞。北海道出身者での活躍とみても見事といえるが、ここ北海道日高地方出身者としては超のつく快挙。当ベースボールスクールはもとより、日高管内の選手、また日高管内出身者に諦めないことの素晴らしさを見事に体現してくれた。
岡部いわく、当ベースボールスクールでの三角リレー(三角形にコーンを置き直線の無いダッシュリレー)のお陰で大学ではチーム1のベーランタイムをコンスタントに出せた、と。言うまでもないが、岡部は超のつく頑張り屋。巷でいう「スーパー」ではないが、「日本一ボール拾い(集め)が素早い」という印象と、何より声が大きい。この部分では突き抜けていて、いまだに「いま出来る事は全てやりきる」という岡部の体中から染み出ているオーラを越える学生は目にしたことがない。
そんな岡部も、旭大高では野球に対する姿勢や厳しさ、そして、普段の生活態度が野球にもたらすことの意味を徹底して教わった。
そして、東都ベストナインという輝かしい実績を引っ提げ、多数の強豪チームからの誘いの中から選んだのは、日本社会人球界の名門中の名門、いわゆるトップチーム中のトップの東芝野球部(東芝ブレイブアレウス)だ。
ある意味、プロ野球への入団よりも難しいことは、今年の野手での入社が岡部一人、という事実をとってみても容易に想像がつく。
また一歩、凄まじい世界へと足を踏み入れてくれた岡部祐太。更に高みへの挑戦となるが、感謝の気持ちと初心を忘れず、
そして、怪我なく「岡部スタイル」を貫いて頑張ってほしいと願うばかり。
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日高ベースボールスクール/代表
日高ベースボールクラブ・スクール https://www.facebook.com/hidaka.bbc.bbs/