かつてはMAX138km/h(プロ注)!雄武の星が今!
今回も『院内で見つけたアスリート』を紹介!札幌市内電車通りに面した、聞いたことがない方などは少ないのでは・・・、そう「たきうち整形外科スポーツクリニック」へ足しげく通うアスリートは数多くいる。
そこで1人のアスリートを取材した!
ここでの取材は小学生・中学生の正に野球少年と一目で分かる坊主頭の少年をよく取材しているが、今回は平成19年の北見支部予選決勝戦で、惜しくも延長10回サヨナラ負けで涙をのんだ雄武高校当時2年生エース蝦名 瞭君を紹介。(書き手:大川祐市)
北海道の高校野球ファンを、驚かせたあの雄武高の戦士を取材!
☆たきうち整形外科スポーツクリニック
☆次回の下肢外来は、12月17日(土)です。 鈴木医師が学会出席のため11月19日(土)、12月3日(土)の下肢外来は休診となります。
☆11月24日(木)25(金)は、職員研修のため休診となります。
☆12月3日(土)夜の部は、瀧内院長が研修会出席のため休診となります。 昼の部(11:30~15:00)は通常通り診療を行います。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属
第8回「渡辺佑汰」東札幌中央ビクトリーズ所属
【院内で見つけたアスリート】
◎かつてはMAX138km/h(プロ注)雄武高のエースが今・・・!
▼札幌大学 蝦名 瞭君(大学1) [雄武高等学校-雄武中-雄武フライングタイガース出身] 身長:175cm 体重:71kg
高校2年時にはMAX138km/hを投げ込みプロも注目した北見支部雄武高校に蝦名ありと言わしめたあの逸材が、以前から痛めていた右腕に今年の8月。
瀧内ドクターによる手術が行われ、無事手術は成功。
取材時には術後初の軽めのピッチングが許され院内でリハビリを開始した。(同時期に同じ怪我でレッドソックスの松坂大輔が手術をしていた)
少年野球・中学野球・高校野球と全てピッチャーとして投げ続けてきた。
その分、思い出も数多くある。
その中でも一番の想い出は高校最後の夏、野球部員9人で挑んだ!
夏の選手権・北見支部予選!
すでに蝦名 瞭さんの右肩・右ひじは大会前で、ボロボロとなっていた、全力投球も精々1回~2回程度が限界。
1回戦の相手は女満別高校。
初回から痛みとの戦い100km/hに満たない球速で女満別打線と相対していたが、痛みがピークとなった7回「もう投げられない・・・」初めてベンチへ向って断腸の思いで、自ら交代を申し出た「メンバー8人に申し訳ない・・・」そんな思いでライトの守備についたことを思い出す。
試合は0-2で敗れ高校野球は終わった。
悔しくて、悔しくて涙が止まらなかった。
「もう一度全力投球でマウンドから投げたい、それだけ」と復活への思いを語ってくれた。
逆境から乗り切る力
正にもう一度最後に痛みなく・・・、マウンドから投げてみたい!この思い一つであった。
高校時代の恩師からの一言
高校2年の冬季練習中、当時雄武高校野球部監督佐々木氏から「おまえは大学でも野球を続けていった方がいい」と恩師の一言で野球への考え方が変った瞬間だった。
少年野球時代の想い出は、高円宮杯マクドナルドトーナメント北・北海道大会へ出場し1回戦中標津ジャガーズに敗れたがいい想い出。
発行人の独り言
取材していて涙が出そうになった・・・、9人で挑んだ最後の夏!私には最高に熱い夏と感じた。蝦名 瞭君を静かに応援します。 そして多くの野球少年に何か感じてもらいたい・・・。
▼北見支部予選・決勝戦(平成19年7月5日)
両校のエース、北見緑陵の吉岡と雄武の蝦名が好投を見せ、4回まで無失点。
5回裏に北見緑陵が、6回表に雄武が暴投からそれぞれ1点ずつをもらい、1-1のまま延長戦へ。10回表を抑えた北見緑陵はこの回裏、先頭打者の8番白坂が初球をたたき、右翼を深々と破る3塁打。9番林が2塁強襲安打でサヨナラ勝ちをした(道新北見版より)
対戦校名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
雄 武 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
北見緑陵 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1x 2
先攻(雄武) 後攻(北見緑陵)
投手 - 捕手 蝦名-南 吉岡-細川
▼北海道雄武高等学校野球部ヒストリー
平成15年北・北海道大会ではたった14人の野球部員で、初戦稚内大谷5-4、2回戦砂川北12-8で、全道いや全国でも有名な強豪を破り堂々のベスト4。そして迎えた秋の全道大会にさらに少ない10人の部員で出場!翌年平成16年の北・北海道大会では、初戦釧路工業8-3、2回戦5-3旭川実業、準決勝7-3、決勝戦では惜しくも旭川北に●5-9で敗退。しかし準優勝と甲子園が近づいた。全道・全国の高校野球ファンに大いなる感動を与えた雄武高校。
▼平成15年北・北海道大会(旭川・スタルヒン球場)
●1回戦 ○ 3-1 稚内大谷高校
●2回戦 ○12-8 砂川北高校
●準決勝 ●1-8 旭川大学高校(☆甲子園出場)
▼平成16年北・北海道大会(旭川・スタルヒン球場)
●1回戦 ○ 8-3 釧路工業高校
●2回戦 ○ 5-3 旭川工業高校
●準決勝 ○ 7-3 帯広農業高校
●決勝戦 ● 5-9 旭川北高校(☆甲子園出場)
協力:たきうち整形外科スポーツクリニック