幌東中優勝!啓明中に2-1サヨナラ勝ち
◆第32回 全日本少年軟式野球大会 札幌支部大会
▽決勝 幌東中学校2-1啓明中学校(14日・美香保B球場)
札幌支部は準決勝2試合と決勝が行われ、決勝では、幌東中と啓明中の対戦となり幌東中が、サヨナラで2-1と啓明中を下した。今大会の優勝チームには、札幌支部代表の出場権利が与えられ、7月17日~釧路で行われる全道大会へ出場する。他富良野支部予選で優勝した上富良野中学校も出場権を獲得した。
◆決勝(14日。美香保B球場)
啓明中学校
0100000=1
0001001=2
幌東中学校
(啓)村田-三戸
(幌)打矢、佐藤優、工藤-宮古
▽二塁打:宮古
◆準決勝
北辰中学校
0000000=0
302100×=6
幌東中学校
(北)林、山崎、山田-三坂
(幌)打矢、佐藤-宮古
啓明中学校
0020020=4
0000002=2
新琴似中学校
(啓)近藤、高橋、徳永-三戸
(新)佐々木、船橋-大西
幌東中、7裏サヨナラで優勝
幌東中は0-1で迎えた4回、先頭の2番・成田憲伸(菊水ベアーズ出身)が、死球で出塁。
3番・佐藤優光(3年・菊水ベアーズ出身)の犠打(記録は内野安打)、続く4番・塚谷瑞樹(2年・岩見沢Fイーグルス出身)の犠打で1死二、三塁とすると、6番・横内佑哉(3年・菊水ジャガーズ出身)の中飛球が、犠牲フライとなり三走成田が、生還し1-1と同点に追い付いた。
サヨナラの場面は7回、先頭の5番・宮古拓磨(2年・菊水ジャガーズ出身)が、ワンバウンドで左柵越えを放つ二塁打で、絶好機を演出。
続く横内が、三塁寄りの投ゴロとなったが、これを一塁への送球が、悪送球を誘い二走宮古が、一気にサヨナラのホームを踏み勝利を飾った。
あっけない幕切れに球場はしばらくどよめいた。
投げては先発打矢風太(3年・菊水ジャガーズ出身)、3回から佐藤優、7回工藤陽一(3年・菊水ジャガーズ出身)の3人で7回1失点で継投した。
全道での活躍もこの投手陣の頑張りが、カギとなる。山根衛二監督(51)は「決勝はいつも通り挑んだ、全道では良いチームと一つでも多く良いゲームをしたい」と笑顔で全道を見据えた。
啓明、あと1本、あの一球に涙
2回、1死から5番・高橋 知(3年・ニュースターズ出身)が、左前で出塁。敵ボークで二塁。
6番・井原(3年・埼玉県新礎北ドルフィンズ出身)が、中犠飛で三塁。続く7番・近藤斗夢(3年・緑丘ホーマーズ出身)が、内野安打で良いかたちで先制。
さらに5回、先頭の井原が内野安打で出塁。犠打とパスボールで1死三塁と好機。
しかし後続が抑えられ無得点。
7回にも2死三塁と好機があったが無得点。
あと一本が悔やまれる。敗れた先発村田海斗(6年・緑丘ホーマーズ出身)は、2安打と幌東打線を抑えたが、一塁への送球を誰よりも悔やんだ。
試合後、真っ赤に目をはらしてグラウンドを後にした。
村田と捕手三戸創世(6年・緑丘ホーマーズ出身)は、少年野球時代からのバッテリー。
当時はスポ少全国4強の経験もある。啓明中は、少年野球の緑丘ホーマーズ、ニュースターズ、幌西フェニックスによる出身者が主となるチーム。
平成24年の札幌選抜大会では、上記3チームが揃って中央区代表として出場。
まもなく始まる中体連。もう一度作りなおしてまた大舞台で、躍動してほしい。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:札幌軟式野球連盟