旭川・第5回ちびっこ甲子園大会
愛別野球少年団が初優勝
小さな子でも安心して野球ゲームが楽しめるティーボール野球大会の「第5回ちびっこ甲子園大会」が7月21、22日の両日、旭川市のスタルヒン球場で行われ、幼稚園児から小学3年生までのちびっこ選手10チームが参加して優勝を争った。決勝は愛別町の愛別野球少年団と地元・近文レッドライナーズの対戦となり、初回から猛打で得点を重ねた愛別が逃げ切り優勝した。旭川市内のチームが優勝したのは初めて。
○主催 北海道新聞旭川支社、道新おくやま販売所○特別協力 北海道日本ハムファイターズ、アメリカ・ダイヤモンドバックス
○特別後援 旭川中央ベースボールクラブ
○協賛 日専連旭川、タッグデザイン
◎ ちびっこ甲子園大会決勝トーナメント成績◎
▽決勝戦
愛別野球少年団12-8近文レッドライナーズ
▽準決勝 近文レッドライナーズ11-10旭川中央ちびっこクラブB
愛別野球少年団10-4旭川中央ちびっこクラブA
▽1回戦
近文レッドライナーズ13-6共栄ワンダーズB
旭川中央ちびっこクラブB10(じゃんけん勝ち)-10旭稜野球少年団
旭川中央ちびっこクラブA16-3共栄ワンダーズA
西御料地・神楽・緑が丘合同チーム14-9東神楽ファイターズ
近文レッドライナーズ13-10旭ちび少年野球クラブ
愛別野球少年団10-3西御料地・神楽・緑が丘合同チーム
野球好きのきっかけをつくるティーボール大会
今年で5回目を迎えた「ちびっこ甲子園」。昨年より2チーム増えて10チームの争いとなった。野球を知らない小さな子、野球をやってみたいと興味を持っている子ら、だれでも安心して参加できるとあって、年々人気が高まっている。野球と大きく違うのは①ピッチャーがいない②バッティングティーに乗せた止まっているボールを打つ③一回の攻撃がチーム9人全員が打ち終わるまで-が主なところ。あとはほとんど野球と一緒なので、将来野球やソフトボール選手を目指す子供たちにとってはうってつけのスポーツだ。全国的にも広がりを見せており、今後“野球入門スポーツ”として注目されそうだ。
愛別野球少年団と近文レッドライナーズの決勝戦は、両チームとも優勝旗をかけて全力でぶつかった。結果は、打力・守備力に勝った愛別が序盤から攻め立て大量得点し、近文の追随を許さなかった。優勝した愛別野球少年団の横田博監督は「初めて旭川から愛別に優勝旗を持って帰ることができてうれしい。この優勝で子供たちがますます野球好きになることは間違いない」と、明るい表情で語った。
上位チームにはメダルやカップなど、参加チームの全員には協賛会社から野球グッズやノート、鉛筆などが贈られ、選手たちは大喜びだった。閉会式で奥山吉仁大会長(道新おくやま販売所所長)があいさつ、「スタルヒン球場で全力で戦ったすばらしいプレーをいつまでも忘れず、将来の人生に生かしてほしい」と、選手たちを励ました。
「写真で見るちびっこプレー」