札幌スタジアム、待望のナイター照明完成
札幌スタジアム(札幌市清田区真栄455)に市民、野球関係者が待ちに待ったナイター照明が完成、7月9日に「完成記念試合」が行われ、屋外球場では札幌市内唯一のナイター硬式野球場として本格スタートした。同球場は、元球児の札幌・羊ヶ丘病院の岡村健司理事長(60)が個人購入して話題を呼び、4月30日にオープンした。夏は軟式野球から硬式野球、冬は雪イベント、ノルディックウォーキングなど幅広い活用法が検討されており、札幌市内の新たなスポーツ広場として注目されている。
札幌スタジアムは1994年、社会人野球のサンワード貿易チームのホームグラウンドとして誕生したが、同野球部の廃部などでその後は休眠状態になっていた。そんな時、高校球児として活躍した経験を持つ羊ヶ丘病院の岡村健司理事長(整形外科医)の目に留まり、「こんな立派な球場をこのままにしておいてはもったいない」と即決で個人購入することになり、札幌市の野球人から熱望されていたナイター設備を設置して新たな市民球場として生まれ変わることになった・
7月9日の「ナイター照明完成記念試合」は午後6時30分の点灯式の後、札幌6大学1部の古豪・北大と強豪・道都大の親善試合が行われ、オープンセレモニーを盛り上げた。ナイター試合を体験した道都大外野手の早川美勇士選手(4年)は「フライは大丈夫だが、ライナーはちょっと見えづらい気がした」と初ナイターに戸惑い気味だったが、「やっぱり新鮮な感じで気持ちよく試合が出来ました」と話した。ナイター設備は高さ40メートルの支柱に設置され、LED照明が72基点灯されている。明るさはマウンド付近で750ルクス、内野平均520ルクス、外野平均312ルクスとなっている。この日、北海道日本ハムファイターズの2軍関係者の視察もあり、今後の幅広い球場使用が期待される。
札幌スタジアムの岡村健司・代表理事の夢は広がる一方だ。「だれでも気軽に使える球場にしたい。軟式野球から硬式野球、女子野球にもどんどん使ってほしい」と呼びかけ、今後の活用法も市民ぐるみのイベント広場を検討している。球場も数年のうちに観客スタンドの整備を検討、内外野合わせ3000人規模を考えている。さらに冬は球場を発着点にした、公認レース会場の白旗山と結ぶノルディックウォーキングレースや雪イベントなど市民みんなで楽しめる構想を描いている。
4月30日にオープンしてから3か月。市民、野球関係者から激励のエールが次々と寄せられ、球場フェンス広告など企業40社から協賛が実現し、支援の輪も広がっている。「みんなで快適な球場づくり」は岡村代表理事の本位でもある。市民の協力が今後の球場隆盛にかかっている。「私たちの球場」をみんなで盛り立てて行こう!。球場使用、申し込みなど詳しい問い合わせは「札幌スタジアム」のホームページか、℡090-2818-2944(松田晃理事)
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「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩で7~8分の恵まれた立地条件にある「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目、厚別消防署向かい)は、札幌市内はもちろん近郊市町村からn通院、入院患者も多く整形外科病院として、まさに地域医療の拠点になっている。肩・ひじ・手・首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には90人近い理学・作業療法士がリハビリを担当、その充実した医療内容は患者らに大きな満足感を与えている。
岡村健司理事長は、肩関節鏡視下手術7000例の実績を誇り全国トップクラス。2015年5月の週刊現代で「肩の名医20人」に選ばれている。
☆受付時間☆
♦外来 午前8時30分~同11時、午前11時~午後4時
♦リハビリ 午前7時~正午、正午~午後7時30分(土曜は午後4時30分)
♦休診日 日曜・祭日、年末年始
☆問い合わせ☆
診療・予約 011-351-2213
リハビリ 011-351-2215
スマイル 011-351-3313
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院