東16丁目、強豪・滝川下し南大会二連覇
高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント南北海道大会
高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント南北海道大会は7月18日、ほくでん伊達スポーツ公園野球場で準決勝2試合と決勝が行われ、東16丁目フリッパーズ(札幌)が、滝川少年野球倶楽部(北空知)に2‐1と接戦で下し、二年連続優勝を飾った。
東16丁目は8月に神宮球場など東京で行われる全国大会に南北海道代表として出場する。
北北海道代表は中央光陽ブルーファイターズ(釧路)に決定。
◆決勝(18日・ほくでん伊達スポーツ公園球場)
東16丁目フリッパーズ(札幌支部)
0100001=2
1000000=1
滝川少年野球倶楽部(北空知支部)
(東)疋田、山中‐村上、疋田
(滝)斉藤‐村井
接戦切り抜け、V2東16丁目
東16丁目は1点を追う二回、一死三塁から6番・佐藤レオン(5年)の内ゴロの間、三走・山中麟翔(6年)が生還し、すかさず同点とした。
決勝点になったのは七回、先頭3番・疋田悠真が、内安で足がかりを作るとすかさず二盗を決め無死二塁と好機。
続く4番・山中麟翔(6年)が、初球を中前に運び二走・疋田が生還し、勝ち越した。
投げては先発・疋田、山中のリレーで強豪・滝川打線を1点に抑え逃げ切った。
投打で活躍を見せた山中投手は「全国でも打って、投げて自分で決めます」と意気込んだ。
三回、五回とともに一死二、三塁とピンチをまねくも後続を断ち二回以降、0を重ねた。
しかし三者凡退に抑えたのは二回のみ笹谷武志監督(37)は「なんで勝てたか不思議。
この苦しい戦いが選手を成長させてくれる」と指揮官は目を赤くして全国の舞台を見据えていた。
ここからが全国
東京、和歌山県と場所を移し、全国モードに突入する。
支部予選で勝ち抜いた粘りと勝負勘を引っ提げて。
日本一という大目標に向かって、北海道での経験を最大限生かし挑戦する。
また同チームは7月22日から始まる第21回高野山旗全国学童軟式野球大会にも出場を決めていて、21日和歌山県高野町入りする。
全国の舞台“てっぺん”掴んでみせる!
決勝の舞台、好機であと一本に滝川涙
秋は全道準V、そして夏は全国・神宮にあと一勝と迫ったが、最後に力尽きた。
滝川少年野球倶楽部・永見 滋監督(52)は「子供たちは頑張りました。エース・斉藤も良かった」と決勝まで戦った選手たちを労った。
強打・東16丁目打線相手に、最後まで苦しめた斉藤投手の力投はあっぱれの投球だった。
本格派右腕は角度があり伸びのあるストレートは今大会NO.1であろう。
また好守も随所にみられよく鍛えられていた。
同チームは7月27日から札幌ドーム開催の「ファイターズジュニア王座決定戦」へ再び3年ぶり2度目の全道頂点を目指す。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:北海道軟式野球連盟・室蘭支部