東16丁目接戦制し、南北海道へ大きく前進
◆高円宮賜杯 第36回 全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント札幌支部予選
▽第2ブロック決勝 東16丁目フリッパーズ3‐1石山アトムズ=(19日・札幌美香保C球場)
19日、札幌市東区美香保C球場で札幌支部予選の第1、2ブロック決勝が行われた。第2ブロック決勝は、前年度優勝の東16丁目フリッパーズと札幌選抜大会優勝の石山アトムズとの対戦となった。東16丁目が石山を3‐1の接戦で制し、ブロック優勝を飾った。同チームを含む8代表は6月26日から札幌市で行われる決勝トーナメントで激突する。他ブロック代表は、西琴似パンダーズ(西区)、伏見カーディナルス(中央区)、札苗スターズ(東区)、レッドアスレチック(東区)、屯田ノースパイレーツ(北区)、中南イーグルス(中央区)と出揃った。
◆第2ブロック決勝(19日・美香保C球場)
石山アトムズ
1000000=1
010002×=3
東16丁目フリッパーズ
(石)鳴海‐杉浦
(東)疋田‐村上
▽三塁打:疋田(東)
東16丁目 ピンチのあとのチャンスあり
東16丁目フリッパーズが接戦を制し、決勝トーナメント進出を決めた。二回、0-1の劣勢から先頭の4番・疋田悠真(6年)が、右中間を深々と破る三塁打で好機。続く5番・山中麟翔(6年)が四球を選び、6番・鈴木拓斗(6年)のスクイズで同点とした。
度重なるピンチをしのぐ!五回、二死満塁のピンチをぎりぎりで踏ん張り無得点。続く六回には、9番・岸上倖大(6年)、当たっている1番・森谷大誠(6年)、2番・鳴海健臣(5年)らを抑え三者凡退。ピンチの後にチャンスあり!この守りで流れを完全に引き戻した東16丁目は六回裏、先頭の1番・村上 広(6年)、2番・小松祐斗(6年)の連続左前打と敵失に乗じて無死満塁。次打者が遊飛のあと、5番・山中が値千金の中前適時打で二走・村上が生還し、勝ち越した。さらに内ゴロで1点を加えこの回一挙2点。投げては先発・疋田が7安打4四死球1失点と要所を抑え接戦を完投で投げ抜き投打で活躍した。笹谷武志監督(37)は「疋田がぎりぎりでしのいでくれた。最後の最後は経験やこの大会への思いで投げ抜いてくれたと思う」と厳しい戦いを振り返った。
石山あと一歩で涙した
石山アトムズは初回、不安定な立ち上がりを見せる敵投手から四球と敵失を絡め二死一、二塁の好機から5番・斎藤慶太朗(6年)の中前適時打で先制した。しかしあと1点が遠かった・・・。三回、一死三塁。四回、二死一、二塁。五回、二死満塁と度重なる得点圏に走者を置いたものの勝ち越し点を奪うことができず涙した。しかし大本命東16丁目に対し、最後まで追い詰めた戦いは見事でありこの戦いに向けた準備や思いははっきりと覗えた。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:札幌軟式野球連盟