混戦必至!? 秋季全道ウォッチ!
北海高校が初の全国準優勝を果たし、エースで主将の大西選手のフィーバーが続く中、人知れず秋季大会の支部予選が幕を閉じた。
高校野球ファンからすると、今大会で最も目を引くのが、室蘭支部の強豪である駒大苫小牧と北海道栄の両校が揃って敗退。センバツ絶望はおろか、全道にも駒を進めないという異常事態におちいった。
一方、ファンの期待を受けての登場となった北海だったが、支部予選で東海大札幌に敗退。こちらもセンバツ出場は絶望的に。
本命なきとは言うは易し(ほんめいなきとはいうはやすし)だが、やはり地力で一歩リードの札幌第一、白樺学園、東海大札幌、札幌日大が優勢であることは間違いない。
だが、札幌第一と白樺学園、東海大札幌と札幌日大は共に勝ち上がれば二回戦で激突し、その勝者は決勝まで交わらない。
となれば、準々決勝、準決勝と予想が難しくなるのは必至。
本命ありきで、大混戦の全道大会と呼ぶのが相応しいだろう。
公立高校にとって、センバツならではの21世紀枠も狙える今大会は、10月2日、開幕する。
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日高ベースボールスクール/代表