旭川大雪 完封リレーで2年ぶり春の全国つかむ!
◆第3回日本少年野球秋季北海道選手権大会(全国予選大会)
▽決勝 旭川大雪ボーイズ4-0石狩ボーイズ=(10日・札幌円山球場)
最終日は10日、3位決定戦と決勝が円山球場で行われ、決勝は旭川大雪ボーイズが石狩ボーイズを4-0で破り2年ぶり2度目の優勝を飾った。旭川大雪は来春3月に東京・太田スタジアムなどで行われる第46回日本少年野球春季全国大会の北海道代表を、ほぼ確実とした。準優勝の石狩ボーイズは11月28日から埼玉県本庄市行われる第1回本庄市長杯へ北海道代表として出場する。3位には北広島ボーイズ、4位に苫小牧ボーイズとなった。
◆決勝
旭川大雪ボーイズ
0010120=4
0000000=0
石狩ボーイズ
(旭)畠山、杉山-吉原
(石)越智、大滝-中塚
▽三塁打:陶山(旭)
▽二塁打:吉原、濱西、脇田(旭)
◆3位決定戦
札幌北広島ボーイズ
3000000=3
0000000=0
苫小牧ボーイズ
(札)松本-稲田
(苫)桑村、中佐、嵯城-園田、佐藤
▽二塁打:中川(札)
旭川大雪が春の全国出場を2年ぶりに決めた!
畠山和明(2年・永山南クラブ出身)、杉山大晟(2年・永山中央野球少年団出身)の両投手が、無失点リレー。打っては三回、2死一塁から、4番・吉原大稀(2年・新富野球少年団出身)の適時二塁打で、一走・畠山が一気に生還し流れをつかんだ。吉原主将は「まず1点取ろうと打席に立った。目標にしていた全国、うれしいです」と胸を張った。五回には陶山道登(2年・鷹栖野球少年団出身)の三塁打を足場に2番・木田祥太(2年・大有野球クラブ出身)が、スクイズを決めた。六回には敵失を絡め代打・脇田 悠牙(2年・末広北ミッキーズ出身)の適時打などで2得点とダメを押した。同チームはリーグ戦からまだ負け知らずと勢いに乗る!西大條敏志監督(49)は「投手陣もいつも通りのピッチングをしてくれた。決勝の重いゲームの中、吉原がよく打ってくれた。」と勝利の味をかみしめた。同チームは2年前、全国の初戦で涙した。2年前の苦い経験を生かし、本州チームとのハンデを乗り越え悲願の一勝を掴んでみせる。
石狩、初の決勝で涙
萩原監督が信頼を持って送り出したエース・越智健斗投手(2年・緑苑台ファイターズジュニア出身)だったが、いつもボールのキレが無かった。越智は「決勝と言う舞台に力が入りボールが高目に浮いた」と唇をかんだ。勢いに乗る旭川大雪打線を封じることはできなかった。また敵の攻守に阻まれ攻撃の芽を摘まれた。4回、二死から4番・大滝奏太斗(2年・新光スワローズ出身)の右越打を敵右・濱西真裕(2年・大有野球クラブ出身)の好守に阻まれた。長井伸正監督(55)は「先発・越智投手の調子は、あまり良くなかった。しかし悪いなりに良く投げてくれた。本庄市長杯では1つ、2つ勝ってきたい」と前を向いた。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
【表彰選手】
★最優秀選手賞:吉原大稀捕手(2年・新富野球少年団出身)
★優秀選手賞:畠山和明(2年・永山南クラブ出身)
★優秀選手賞:大滝奏太斗(2年・新光スワローズ出身)
★優秀選手賞:松本健太郎(2年・川沿キラーズ出身)
★優秀選手賞:上野壮士朗(2年・新生台イーグルス出身)
協力:公益財団法人日本少年野球連盟 北海道支部