【動画・フォト付】初V西の里、5‐4サヨナラ“花”打!
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◆ホクレン旗第35回北海道少年軟式野球選手権大会・石狩支部
▽決勝 西の里カープJr.(北広島市)5‐4元江別アニマルズ(江別市)=(18日・太陽A球場)
西の里・富田 花(6年)、サヨナラ劇的打で決着!
石狩支部決勝は18日、西の里カープジュニアが元江別アニマルズを劇的なサヨナラで破り、石狩支部の頂点に立った。五回裏、二死一、三塁の場面、7番・富田さんがセンターオーバーとなるタイムリーで勝利を呼び込んだ。今大会上位4チームの西の里、元江別に加え石山アトムズ少年団(南区)、屯田ベアーズ(北区)も8月5日から札幌麻生球場で行うホクレン旗争奪全道大会へ出場する。石狩支部の優勝は3年前の平成26年大会・中の島ファイターズ(豊平区)が栄冠を掴んでいる。上位4チームの活躍に期待したい!
◆決勝(18日・太陽A球場)
元江別アニマルズ(江別市)
21001=4
00041=5
西の里カープジュニア(北広島市)
(五回時間切れ)
(元)櫻田、水島-水島、櫻田
(西)柳、菊池
▽三塁打:作田(元)
▽二塁打:水島、作田(元)、菊池(西)
逆転で掴んだうれしい初V西の里!
3点を追いかける苦しい展開だったが四回、相手守備陣の乱れから一気に4点を奪い逆転。時間により五回が最終回となり、元江別の攻撃を0に抑えれば勝利が見えた。しかし五回表に同点を許すとその裏、一死から4番・島田優之助(6年)が、しぶとくセンター前。二盗、バッテリーミスで三塁へ。一人倒れて6番・宮澤李佑(5年)が、四球を選び二死一、三塁の場面で7番・富田。ここまで2打席ノーヒットだが、前の打席でセンターへ鋭い打球を放っていた。カウント2ボール2ストライクからの5球目を強振するとセンター方向へ打球が伸びる!富田は打球の行方を見ながら「抜けて~と心で叫びながら一塁まで走りました」と興奮気味で話した。打球は元江別の中堅・河村煌平(6年)の頭上を越えると三走・島田がゆっくり生還し、5‐4でサヨナラ勝ち。驚異的な粘りでひっくり返した。試合終了後、応援席への挨拶を終えたあと指導者で父の剛さん(44)と勝利のハグもあった。この日は「父の日」。父・剛さ
んにとって最高のプレゼントになったことは言うまでもない。投手陣も柳 琉樹(6年)、菊池穂喬(6年)と繋ぎ強打元江別打線を4点に抑えた。菊池亮多ヘッドコーチ(44)は「昨日の疲れはあったと思うが、集中力を切らさず戦ってくれた。今大会は1回戦から一つひとつ勝ち上がるごとに強くなってきたと思う。しかしまだ課題もある。時間はまだあるので、しっかり調整していきたい」と全道大会を見据えていた。
元江別、掴みかけた石狩頂点目前で涙
元江別は三回終わって3‐0と試合を優位に進めていた。しかし四回、内野ゴロがアウトにならない。バウンドが合わないと言った守備の乱れから4失点と逆転を許した。しかし最終回となった五回、先頭の1番・作田拓弥(6年)が、レフトオーバーとなる意地の三塁打で同点機。一人倒れ、3番・水島拓見(6年)の外野飛球が敵失を呼び同点としたが、その裏逆転を許してしまった。藤巻 隆監督(66)は「防げないエラーでは無かった。また鍛え直してきます」と唇をかんだ。この悔しさは全道大会で晴らしてほしい。
◆石山アトムズ少年団・成田耕一監督の話
「全道大会までには、けが人を直して万全の状態で挑みます」と表情を曇らせた。
◆屯田ベアーズ・小林 太監督の話
「まずは初戦突破を目指して、ベスト4を目指して頑張ります」と夏の全道大会を見据えた。
◆準決勝
(太陽A球場)
元江別アニマルズ(江別市)
20001=3
00101=2
屯田ベアーズ(北区)
(五回時間切れ)
(太陽B球場)
石山アトムズ少年団(南区)
000001=1
00022×=4
西の里カープジュニア(北広島市)
(六回時間切れ)
協力:北海道少年軟式野球連盟・石狩支部