恵庭シニアが初優勝、東日本選抜野球大会
◆第6回日本リトルシニア東日本選抜野球大会 兼
プレ・ガールズ全国大会
▽決勝 恵庭シニア6‐4水戸シニア=(11日・札幌円山球場)
第6回日本リトルシニア東日本選抜野球大会は11日、札幌市円山球場で恵庭シニア(北海道連盟)と水戸シニア(関東連盟)の決勝が行われ、恵庭が6‐4で水戸を下し、初優勝を飾った。
同チームは北海道連盟主催大会での優勝は過去に無く、今年創部14年で、まさに初優勝に沸いた。
同チームは日本選手権道予選・準々決勝で敗れ涙するも3年生最後の大会で有終の美を飾った。
3位には静岡蒲原シニア、4位には本荘由利シニアとなった。
またプレ・ガールズ全国大会も全国から5チームがエントリーし、大成功に終わった。
◆決勝
恵庭シニア(北海道連盟)
2101020=6
0101011=4
水戸シニア(関東連盟)
(恵)笹原-奥澤
(水)三浦、永山、武士-上村
▽二塁打:籬(恵)、高橋(水)
恵庭シニア、創部14年目で初優勝に歓喜!
恵庭は4‐2で迎えた六回、一死から2番・佐藤巧望(3年・北の台カープジュニア出身)が、内野安打で出塁。
次打者が犠打で二死、二塁とし、4番・宇野息吹(3年・長沼ジャガーズ出身)の打席でバッテリーミス!二走は三進へ。
宇野は四球を選ぶと透かさず二盗も決め二死二、三塁の好機。
ここで相手投手の制球難からワイルドピッチで三走・佐藤が生還。
結果これが決勝点となった。再びワイルドピッチで宇野も生還しこの回2点を奪った。
投げては牧野拓人(3年・幌南ファイターズ出身)、笹原一馬(3年・恵み野ロイヤルズ出身)らの継投だったが、水戸に六回1点、七回に1点と粘られ6‐4の2点差まで詰め寄られるも七回裏、最後の打者を中飛に打ち取るとマウンド付近で歓喜に沸く恵庭ナインがあった。
日本選手権道予選に敗れ、もう一度目指した東日本大会!
渡邊 匠監督(47)は「日本選手権道予選で敗れ、悔しい思いを胸に苦しい練習を繰り返した。
今大会、1~15番をつけている3年生全員が成長し伸びたと思う。
この後の高校野球につなげてもらいたい」と最後は笑顔で締めくくった。
同チームは春先からけが人が出てしまい、万全で挑めないまま日本選手権道予選に挑んだ。
2回戦の石狩中央、3回戦の札幌大谷と勝利し、迎えた準々決勝の岩見沢シニア戦。
しかし4‐5と惜敗し涙した。
例年、日本選手権大会を大きな節目に新チームに入れ替えることとなるが、この東日本選抜野球大会への出場が決まり、明確な目標と決まると渡邊監督はもう一度3年生を中心にチームを追い込んだ。
そしてチームのモットーでもある全力プレー!
全力疾走を合言葉に東日本大会優勝を成し遂げた!
水戸シニア決勝で涙
決勝で敗れた水戸シニアは、最後まで諦めないプレーで、終盤の粘りを見せそのプレーで水戸応援席を喜ばした。
立派な準優勝の戦いぶりに拍手を贈りたい!
★準優勝した水戸シニアはこんなチームです!
茨城県の水戸シニアです。北海道の大地で試合ができてうれしいです。
私たちは、投手を中心に守備からリズムをつくり、攻撃につなげていくチームです。
日本選手権大会の予選では、3回戦で
敗退してしまいました。
この悔しさをバネに、東日本選抜大会では優勝を目指します。
そして多くのチームや選手と交流を図り、友情を深めていきたいです。この大会が、このメンバーで出場する最後の大会です。
3年生26人、チームのモットーである「全員野球」で、チャンスを全員でつなぎ、一つ一つ勝っていきます。野球ができることに感謝し、悔いが残らないよう全力で頑張ります。
(全文大会プログラムより)
来年は東北連盟主催で第7回大会を迎える。