東16丁目、茨城県代表を下し道勢初の決勝進出!
◆高円宮賜杯第37回全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント
▽準決勝 東16丁目フリッパーズ2‐1茎崎ファイターズ=(15日・大田スタジアム)
第37回全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント・第5日目の15日、準々決勝に勝利した南北海道代表の東16丁目フリッパーズは、準決勝で茨城県代表の茎崎ファイターズと対戦し、東16丁目が2‐1で熱戦を制し北海道勢初となる決勝進出を決めた。同チームは16日、東京都の大田スタジアムで兵庫県代表の北ナニワハヤテタイガースと対戦する。笹谷武志監督(38)は「選手たちの頑張りで厳しい激闘を制することができた。決勝も厳しい戦いとなると思います。でも全く敵わない相手では無いはず。あす、僕の夢、親子の夢を全力で掴みに行きます」と日本一を懸けた戦いを前に意気込んだ。
◆準決勝
茎崎ファイターズ(茨城県代表)
0100000=1
000110×=2
東16丁目フリッパーズ(北海道南代表)
(茎)渋谷-吉田慶
(東)長内、斉藤-佐々木涼
▽本塁打:吉田慶(茎)
▽二塁打:吉田大(茎)
関東の強豪・茎崎を下し、初の決勝進出!
東16丁目は、準決勝で関東ナンバー1と評される茎崎ファイターズに挑んだ。1回戦で大阪府代表の新家スターズを促進の末、下した茎崎。
試合は二回、茎崎先頭の4番・吉田慶選手にセンターオーバーの柵越え本塁打で先制される。東16丁目は、今大会先制されたのは初だった。ベンチへ返ってきた選手たちに笹谷監督は「打たれたことは仕方ない。それよりその後のピンチをしのぎ1点に抑えたことが大きい。まだゲームはこれから動く」としっかりと七回のゲームプランの一旦を、先制され動揺する選手たちに伝えた。
東16丁目、反撃始まる!
四回、先頭の4番・佐々木涼斗(6年)が、内安で出塁すると続く5番・斉藤隼人(6年)が、四球を選び無死一、二塁の好機。次打者が二ゴロで一死二、三塁とすると7番・坂本大河(6年)の内ゴロの間、三走・佐々木涼が、生還し同点。さらに五回、先頭の按田成琉(6年)が、右前打を放つとその打球を後逸。按田は一塁を回り一気に二進。次打者が犠打で一死三塁の絶好機をつくると、ここで準々決勝の8番から2番に打順を上げた佐藤レオン(6年)が、値千金のスクイズを決め三走・按田が、生還し1点。遂に逆転し勝ち越した。
投げては先発・長内陽大投手(6年)が、二回に本塁打を痛打されるも三回途中から斉藤隼人投手(6年)と継投し粘る茎崎を最小1点差で逃げ切った。
優勝旗、掴んでみせる!
選手、指導者、さらに連日熱い応援で選手の背中を押し続ける父母らの三位一体が、最後の戦い決勝で集大成を見せる。選手たちもここまでの戦いで心地よい疲れだと言う。必ずや今日、第37回目となる全日本学童マクドナルド・トーナメントの優勝旗が、初めて津軽海峡を越えてみせる!
北海道から熱い応援!念を送り続けます。
決勝の相手「北ナニワハヤテタイガース」
兵庫県代表の北ナニワハヤテタイガース。3年連続出場に加え、選手の能力も高い。準決勝で三連覇を狙った前年度優勝の長曾根ストロングスを、七回逆転で下し決勝へコマを進めた。第8回大会優勝、29年ぶり優勝を目指す。
協力:東16丁目フリッパーズ