【中学クラブチーム訪問】旭川大雪ボーイズ編
10月29日、中学硬式クラブチームの旭川大雪ボーイズを訪問した。同チームは今シーズン春の全国大会で全国8強。さらにジャイアンツカップ北海道予選で名門・札幌新琴似シニアを下し、全国大会出場を果たし大きく飛躍した一年となった。その3年生19人の進路は、道外へ1人、札幌へ3人、旭川市内の高校へ15人とそれぞれ進学予定となっている。また新チームは春の全国大会北海道予選を、惜しくも3位と涙したが、元気いっぱい冬季練習に励んでいた。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
◆選手構成
2年生:18人 1年生18人 6年生:3人
【動画】コチラ冬季練習① 冬季練習② キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
北海道1枠のジャイアンツカップ出場!
今大会から、北海道・東北・北信越・関東・東海・近畿・中国・四国・九州の9地域で予選を行い、それぞれの地域代表を決めて計32チームが出場することになったジャイアンツカップへ北海道代表として出場を決めた旭川大雪ボーイズ。初戦で四国チャンピオンのヤング徳島ボーイズをタイブレークの末7-6で制し、初戦を突破。二回戦は高崎ボーイズと対戦し、1-3で涙するも西大條敏志監督(50)は「この経験を高校野球でも生かしてほしい」と全国を戦い終えた3年生にエールを送った。
新チーム、夏の全国目指す!
「力は無いですが成長しています。この冬で伸びてくれれば、来春が楽しみ」と期待した。新チームは3年生がジャイアンツカップから帰道し、すぐの翌週から新人戦が始まった。北海道支部秋季リーグ戦では8勝2敗のリーグ2位の成績。続く第4回日本少年野球秋季北海道選手権大会・準決勝、苫小牧ボーイズ戦で序盤苫小牧に大量7点を奪われその後、意地を見せるも4-7で涙。二年連続春の全国出場の夢は断たれた。西大條監督は「全国予選の準決勝、全国がちらついて予想通りの心の弱さが出た。この悔しさを忘れず頑張ってほしい」と新チームの成長を願った。
◎西大篠監督が印象深い試合と挙げた、苫小牧ボーイズ戦
◆第4回日本少年野球秋季北海道選手権大会
◇準決勝(10月2日・野幌第一)
苫小牧ボーイズ
5200000=7
0100300=4
旭川大雪ボーイズ
(苫)内野、嵯城、佐藤―園田
(旭)板谷、松浦―田村
▼二塁打:古川(苫)
投手陣3人、打撃陣4人の名前が挙がった!
この秋はエースナンバーを背負った佐々木智成(2年・比布野球スポーツ少年団出身)、板谷亮司(2年・緑ヶ丘グリーンボーイズ出身)、松浦慶斗(1年・新富野球少年団出身)らはスピードボールが持ち味の本格派。打撃陣では今秋4番を務めた佐々木は、ロングヒッターでオーバーフェンスの力も持っている。3番・小田流星(2年・三小パワーズ出身)は、振る力があり潜在能力の高さがうかがえる。6番・田村泰雅(2年・共栄ワンダース出身)は、スイングスピードも速いが、勝負強いバッティングが持ち味だ。1番・菅 大晟(2年・大有クラブ出身)は、リードオフマンとしてうってつけの俊足。走塁技術も上がってきている。チャンスメイクに期待がかかる。今年のチームも3年生同様、5万スイングを自らに課した。それは、先輩たちの努力と実績を誰よりも知る後輩たちだからこそ言える。「小粒だが、伸びしろは感じている。みんながどれだけ同じ方向を向いてやれるかがカギ」と指揮官。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「団結力」主将・渡辺宏斗(2年・永山西クラブ出身)
「全員が、全国大会出場の目標に向かって、この冬のトレーニングに挑む」と力を込めた。印象深い試合は「全国道予選・準決勝の苫小牧戦。投手、野手のすべての選手に準備が足りなかった。自分たちの力が発揮できず悔しい」と唇をかんだ。秋季新人戦では主将で2番.・三塁手としてチームをけん引。右投・左打。身長167cm、体重54kg。
◆ 「自信」佐々木智成(2年・比布野球少年団出身)
「マウンド上や打席で自信をもって挑みたい」と意気込んだ。印象深い試合は「ドリスポカップ・札幌豊平ボーイズ戦。自分のピッチングが出来ず7-18で大敗した」と唇をかんだ。秋季新人戦では4番・投手として活躍した。右投・右打。身長167cm、体重68.5kg。
◆「連携」合田優作(2年・和寒野球スポーツ少年団出身)
「さらに上の野球を目指す為に、投手や野手間の連携をさらに向上させることが必要」とキッパリ。印象深い試合は「秋季新人戦、準決勝・苫小牧ボーイズ戦。勝てた試合だったが、チームが未熟。心を含めた準備が足りなかった。今度対戦するときはコールドで勝つくらいの気持ちで臨みたい」と意気込んだ。秋季新人戦では7番・遊撃手として出場し、安定した守備力で勝利に貢献した。右投・左打。身長167㎝、体重48㎏。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:旭川大雪ボーイズ