【中学クラブチーム訪問】札幌白石シニア球団
12月18日、中学硬式クラブチームの札幌白石シニア球団を訪問した。
今年の札幌白石の3年生11人の進路は、深川市へ1人、鵡川町へ1人。他は札幌市内や近郊へそれぞれ進路希望が出ている。
藤原光浩監督(62)は「今年の三年生にはもう少し勝たせてやりたかったな」と悔しがった。
新チームは全国予選の新人戦で決勝トーナメント・1回戦で余市リトルシニアに涙したものの春は、秋以上の成績と冬季練習に励んでいた。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。また主将・柿田光稀君(2年・レッドアスレチックス出身)にはチームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
◆選手構成
2年生:9人 1年生9人
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
昨秋からの上積みで飛躍を目指す!
秋の新人リーグ戦の成績は、ブロック2位で勝ち上がり決勝トーナメント進出。
挑んだ1回戦は余市リトルシニアに1‐5と力の差を感じた。
「明るいが試合で元気がない。
自分を前向きに出せる選手を目指してほしい」と指揮官。本当の意味での自信を掴んでほしいと願っていた。
課題は投手を含めた守備力だと言う。
「ピンチの場面で最少失点で抑える力を」と願った。
投手は丁寧にコースを突き。野手陣はしっかりと守り抜く守備力が必要。秋の悔しさは忘れていない!
新戦力にも注目!
また新人戦を終えて収穫は池邉、清水投手らの好投だ。
「ピッチャーに助けられた」と投手陣の頑張りを称えた。
また新人戦には間に合わなかったが、新加入の2年・橋本拳史郎(西当別中軟式出身)には内野手兼捕手としての即戦力に期待している。
また昨夏、1年生ながら白石リトル(硬式)から3人の加入もあった。
一人目の三澤雄登は、即戦力の右腕投手。
コントロールも良く春までフォーム修正を課題に第3の投手を目指す。二人目は山田道大。
足も速く、体に力がありバッティングでは勝負強いところにも期待だ。
三人目の高橋宏誓は、小柄ながらバッティングに期待だ。
この新加入の選手たちと従来の選手たちとのチーム内競争で、さらにチーム力を押し上げ春からのスタートダッシュを目指す。
◎藤原監督が、印象深い試合と挙げた札幌新琴似シニア戦
「チームとしての力の差を感じた。
今春、再戦できたら冬季練習次第では互角に戦えるのでは」と期待した。
第43回秋季全道大会新人戦 兼 第33回麻生自動車学校杯
(平成28年9月11日)
▽Fブロック
札幌白石
2001000=3
032020x=7
札幌新琴似
(白)清水―峯山
(新)岡部、山田―布施
~数人の選手を5段階評価~
藤原監督に聞いた
★投手陣では3人の名前が挙がった。藤原監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◇池邉圭斗投手(2年・当別ウイングス出身)は、コントロール④、スピード③、経験④、マウンド度胸③、スタミナ④、信頼度④。「真面目な選手ですが、さらに謙虚に取り組んでほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では投手兼外野手として出場し、打順も四番。まさに投打の軸。身長161cm、体重60㎏。
◇清水一希投手(2年・大麻アトムズ出身)は、コントロール③、スピード④、経験④、マウンド度胸④、スタミナ④、信頼度④。「キャッチャーにも挑戦している。二刀流で頑張ってほしい」と期待した。右投・右打。投手兼捕手、外野手。
◇三澤雄登投手(1年・白石リトル・硬式出身)は、コントロール③、スピード③、経験②、マウンド度胸③、スタミナ②、信頼度=未知。「凄く良いものを持っている。体づくり、経験を重ね成長してほしい」と期待した。右投・右打。投手兼外野手。
★打撃陣では4人の名前が挙がった。投手陣同様、藤原監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◇近嵐悠悟(2年・レッドアスレチックス出身)は、バットコントロール④、長打力③、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ④、信頼度④。「今のままプレーでみんなを引っ張れ!」と期待した。右投・右打。新人戦では1番・ショート、センターとして出場。
◇川村悠人(2年・当別ウイングス出身)は、バットコントロール③、長打力③、チームバッティング④、ミート力③、勝負強さ③、信頼度④。「冬季練習を真面目に取り組み秋以上の活躍を」と期待した。右投・右打。新人戦では2番・外野手として出場。
◇峯山壮太(2年・北都タイガース出身)は、バットコントロール④、長打力④、チームバッティング③、ミート力④、勝負強さ④、信頼度③。「捕手、三塁手、一塁手などでき、打撃では良いところで打ってくれる。課題は勝負所での気持ちの強さ」と期待した。右投・右打。新人戦では5番・捕手として出場。
◇柿田光稀(2年・レッドアスレチックス出身)は、バットコントロール③、長打力②、チームバッティング③、ミート力③、勝負強さ③、信頼度④。「スイングもだいぶ良くなってきている。打撃だけはキャプテンに頑張ってもらいたい!」と期待した。右投・右打。新人戦では代打の切り札として出場。身長172㎝、体重70㎏。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「弓矢のようなチーム」主将・柿田光稀(2年・レッドアスレチックス出身)
「弓矢はどちらか片方でも無ければ使えない。野球も一人ではできないので、二人、三人と人が増えていく毎に互いに声を出して凄いチームを目指します」と力強かった。秋季新人戦では主将として声出しはもちろん、攻撃の場面では、代打の切り札としてチームをけん引した。持ち味は何事も真面目に取り組む姿勢。右投・右打、身長172cm、体重70㎏。
Q1)印象深い試合は
「新人リーグ戦・札幌新琴似戦。強いチームと対戦し、中盤みんなの声が止まったり、エラーが出るなど多くの課題が見つかった」と前を向いた。
Q2)チームのキーマンは
「清水一希(2年・大麻アトムズ出身)です。捕手として投手のいいところを上手く引き出すことができる」と褒め称えた。
Q3)秋季リーグ戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「札幌新琴似シニアの山田翔太君です。スライダーがストレートに見えて、ぜんぜん打てなかった」と脱帽した。
◆「声」笹谷修平(2年・大麻アトムズ出身)
「強いチームは練習やシートノックで大きな声が出ている。僕たちはそれがまだ足りない。もっと声を出していきたい」とキッパリ。持ち味はよく通る大きな声。昨秋の新人戦は大会前のケガの為、出場機会は無かったが、春からは一塁手兼外野手を狙っている。打力も有り、経験を重ね大事な場面での活躍に期待されている。右投・右打。身長165㎝、体重57㎏。
Q1)印象深い試合は
「余市リトルシニア戦。ほぼ完ぺきに打ち取られ、完封され実力の差を感じた」と悔しがった。
Q2)チームのキーマンは
「池邉圭斗(2年・当別ウイングス出身)です。理事長杯では池邉君のピッチングのお陰で勝てたと思う」と実力を認めた。
Q3)秋季リーグ戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「札幌新琴似シニアの金丸斗南選手(2年・札苗スターズ出身)。「三遊間を抜けるようなあたりを上手く取って送球も良かった」と守備力を称えた。
◆「チームワーク」橋本拳史郎(2年・太美ウォーリーズ出身)
「自分たちはまだまだチームワークができていない。どのスポーツでもチームワークが必要。良いチームはチームワークが良い」と理想を掲げた。新人戦終了後の新加入した即戦力。春からは内野手兼捕手として自ら選手層を上げる。右投・左打、身長161cm、体重60㎏。
Q1)チームのキーマンは
「池邉圭斗(2年・当別ウイングス出身)です。少年野球時代から知っている。球も速く、コントロールも良い」と全幅の信頼。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:札幌白石シニア球団