石狩中央シニア【中学クラブチーム訪問】
12月9日、冬季練習に励む中学硬式野球・石狩中央シニアの選手たちを取材した。新チームの石狩中央は昨秋、団員不足で函館北シニアとの合同チームで秋季全道大会を戦った。秋季新人リーグ戦は函館東シニア、釧路シニアと1点差ゲームとなったが、6戦6敗に終わった。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらい主将・齋藤脩人君(2年・新琴似パワーズ出身)が、チームの特徴や目標を動画で語ってくれました。
◆2017秋・石狩中央シニアメンバーはコチラ
◆第7回・石狩中央シニア編『中坊力じまん』はコチラ
川西監督に聞いた!
【選手構成】
2年:4人 1年生:4人 6年生:1人※12月9日現在。
Q1)秋季大会を振り返って?
「部員が少なく合同チームで挑み、調整機関が1ケ月程と短くどうなるかなぁと心配したが、合同で戦った函館北の選手の能力が高く特に田村捕手は良い選手だった。来季に向けてとにかく団員を集めること。春季大会までモチベーションを上げて挑みます」と意気込んだ。
Q2)新人戦で印象深い試合を挙げてください。
「函館東シニア戦。勝ちゲームにしなければいけなかった。七回二死まで1点差で勝っていたが、タイムリーヒットを打たれ敗れた。勝ちきれない弱さが課題だ」と悔しがった。
◆第44回秋季全道新人戦 兼 第34回麻生自動車学校杯全道大会
▽秋季リーグ戦
(9月9日、野幌総合運動公園第一球場)
▼Bブロック
石狩中央・函館北
0000501=6
0200212=7
函館東
(合)中田、齋藤―田村
(函)田中英、山田―坂下
3人の投手陣と2人の攻撃陣の名前が挙がった
★投手陣では3人の名前が挙がった。川西監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◆齋藤 脩人投手 2年・新琴似パワーズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では主将で1番・投手兼遊撃手として活躍した。身長168㎝、体重57㎏。
スピード⇒③ コントロール⇒③ 経験⇒③ マウンド度胸⇒② スタミナ⇒④ 信頼度⇒②
◆中田 英徹投手 2年・新琴似スラッガーズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では5番・投手兼内野手として活躍した。身長168㎝、体重56㎏。
スピード⇒③ コントロール⇒③ 経験⇒③ マウンド度胸⇒② スタミナ⇒④ 信頼度⇒②
監督から一言:齋藤、中田はとにかくおとなしい。もっと覇気を出してほしい。
◆佐藤 岳都投手 2年・函館ファイターズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では4番・投手兼外野手として活躍した。身長182㎝、体重72㎏。
スピード⇒③ コントロール⇒② 経験⇒② マウンド度胸⇒② スタミナ⇒③ 信頼度⇒②
監督から一言:恵まれた体格をもっと生かしてほしい。
★打撃陣では2人の名前が挙がった。投手陣同様、川西監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◆池田 一心 2年・双葉ツインスターズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では5番・捕手として活躍した。身長155㎝、体重50㎏。
バットコントロール⇒③ 長打力⇒③ チームバッティング⇒② ミート力⇒③ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒③
監督から一言:もっと元気を出して自信をもってプレーしてほしい。
◆佐藤 光一郎 2年・函館ファイターズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では1~2番・三塁手として活躍した。身長165㎝、体重50㎏。
バットコントロール⇒③ 長打力⇒③ チームバッティング⇒③ ミート力⇒③ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒③
監督から一言:もっとスイングスピードを上げてほしい。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「 暴れ馬 」主将・齋藤 脩人(2年・新琴似パワーズ出身)
「暴れ馬のような、相手チームの投手から止められないよう大暴れし大活躍したい」と力強かった。函館東シニア戦では六回、一死満塁からセンターの頭上を越えるあたりでランニング本塁打を放つバッティングを見せた。また1番打者と言うこともありチャンスメイクに徹するリードオフマンでもある。右投げ・右打ち、身長168㎝、体重57㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦の函館東シニア戦。自分の一打もあり一時は逆転し、心のどこかで勝ったと思い油断が出てしまった試合」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「林 恭誠(2年・新琴似パワーズ出身)。小学生から長い付き合いなので化けたら凄いことは知っている」と活躍を期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「とかち帯広シニアの松田和真選手(2年・中札内パワーズ出身)。北海道選抜にも選ばれていますが、柵越えホームランを打てる打者。彼の様に暴れたい」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「北海」と笑顔。
◆「 継続 」林 恭誠(2年・新琴似パワーズ出身)
「秋、悔しい思いをしたので、この悔しさを忘れずこの思いを継続して春までしっかり頑張ります」と宣言。チームで4番を務める。追い込まれるまではフルスイングを強調する。逆に追い込まれるとつなぐ意識と切り替える。新人戦の函館東シニアでは三回、二死二塁の場面、しっかりと転がしつなぐ意識でチームバッティングを見せていた。秋は4番・外野手兼一塁手として活躍。右投げ・左打ち、身長164cm、体重59㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・とかち帯広戦。両チーム初勝利を懸けた試合だったが、五回コールドゲームで敗れた」と悔しがった。
Q2)チームのキーマンは
「佐藤 岳都選手(2年・函館ファイターズ出身)。長身なので身体を生かしたバッティングやピッチング」と期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「函館東シニアの佐賀 響生選手(1年・鹿部クラップーズ出身)。1年生ながらパワフルで勝負強いバッティングが凄いと思う。対戦した時は代打で登場し、センターオーバーを打っていた」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「白樺学園」と笑顔。
◆「 強気 」中田 英徹(2年・新琴似パワーズ出身)
「試合で弱気になってしまうことがある。何事にも強気で向かっていきます」とキッパリ。秋は5番・投手兼内野手として活躍した。持ち味は「フルスイング」と宣言。「秋季新人戦・札幌真駒内シニア戦の三回、捉えたつもりだった打球がファールとなったが、こうした打球を来シーズンはしっかりとフェアゾーンへ打ち返します」と持ち味を強調した。右投げ・右打ち、身長168㎝、体重56㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・余市シニア戦。試合途中から登板し、五~七回まで投げ被安打2に抑えることができ自分のピッチングができた」と目を輝かせた。
Q2)チームのキーマンは
「林 恭誠(2年・新琴似パワーズ出身)。彼が打てばチームの雰囲気が変わる。オーラを感じる。」と来シーズンの活躍を期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「札幌白石シニアの宮 航大。右打者でチームで四番を打っていた。勝負強いバッティングを見せていた」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「東海大札幌」と笑顔。
また今年の3年生8人の内3人が公立へ進学希望がでているが、他は私立の札幌龍谷、札幌山の手、札幌静修、北海学園と進学希望が出ている。川西監督は「次のステップで故障なく頑張ってもらいたい」とエールを送った。
【石狩中央シニア今後の予定】
(4月)
上旬 2泊3日の函館遠征を予定
協力:石狩中央シニア