来季を見てくれ!滝川工の松田君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、滝川工高2年の松田洸琉(たける)君を紹介する。松田君は昨年夏に肩脱臼と剥離骨折で戦線から離脱してこの1年間リハビリ治療で頑張ってきたが、その限界も超えたため9月に「手術」という大きな決断をして再スタートをすることにした。幸い手術結果も順調で、これまでの心配事も一気に吹っ飛び来季への活躍を思い描いてリハビリ治療にも力が入っている。
Sponsored Link
▽松田 洸琉(滝川工高2年=野球部・内野手、173センチ、61キロ)滝川ジュニアドラゴンズ-滝川・江陵中軟式野球部-滝川工高硬式野球部
これまで大きなけがをしたことがなかっただけに、今回のけがはショックもあり不安に駆られた。昨年8月、夏休み最後の練習試合で突然、利き腕の右肩が上がらなくなった。激痛もあり「アレ!変だ」と予期せぬ異状に大きな不安が押し寄せた。両親と相談し旭川の病院に通いながら様子を見ることにした。
秋の大会までダマシだまし頑張ったが、さすがに限界を感じて友人から紹介された「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診てもらうことにした。昨シーズンが終わった11月のことだった。滝川市から両親、祖父母の送迎で2週間に1、2回の割り合いでリハビリを続けてきたが回復の兆しが見えず、先月の20日に手術をして再起をかけることにした。手術は順調に推移し今は来季への目途も立ち、完全復活を目指してリハビリに励む毎日だ。けがを体験し「まさかボールが投げられない状態になるとは思ってもみなかった」と、そのショック度の大きさを話す松田君。
小学生から内野手として活躍してきただけに守備力には自信を持っている。小5の時、「太陽杯空知支部大会」(2回戦)で1-2で負けはしたが、左翼前ヒット性の強襲打をサード守備でダイビングキャッチして試合を盛り上げ、接戦プレーに持ち込んだことが松田君の脳裏にいつまでも焼き付いており、常に積極プレーで挑むことを肝に銘じている。
けがで得た教訓は大きく、正しい投げ方がフォーム矯正につながることをリハビリの先生からたっぷり学び、今オフの研究課題としている。「これまで小さなけがも多く、まともに試合に出たことがなかったので、今回のけがを完全に治して来季はチームに少しでも貢献できる選手になりたい」。1年間のけがの代償は大きかったが、松田君の胸中はそれを上回る自信と技量を身に着けたようだ。
(記者の目・中山武雄)長いけがの期間もめげずに頑張ってきた松田君。ベンチで、コーチで仲間たちに声を張り上げて応援してきたという。「人の痛みを知る」、この経験が今後の野球人生にプラスになることは間違いありません。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌中心部(中央区南1条西6丁目、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に知られている評判の整形外科病院。瀧内敏郎院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。当サイト、ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球関係者、選手、監督ら指導者にも人気となった。
「ドクターのフォームチェック」(バックナンバー)
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属当時
たきうち整形外科スポーツクリニックへの問い合わせはメール、info@takispo.jp、011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」もある。
☆診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック
Sponsored Link