三笠スピリッツの攻撃的な守備
下馬評では圧倒的砂川優位と目されていたが、準優勝と敗れはしたが三笠スピリッツの先発投手渡辺新太選手の3回までの低めのコントロールは、砂川ファイヤーズ打線と言えど数多く内野ゴロを打たし序盤ゲームを作った。三笠スピリッツ6年生一人他5年生以下のチームとはいえない試合運び、状況判断の素晴らしさを見た。
昨秋の取材時に比べ格段に上手くなっていた!それはボールを遠くに飛ばすとか、球が飛躍的に速くなったとか、身体の成長と共に変わるパフォーマンスの違いでは無く!選手たちが今この状況で何をしなければいけないのか・・・、を考えてやっていたように感じた。
例えるならば無死一二塁のケースで、砂川セーフティーバントを仕掛けてきた。しかしこの時は三塁線を狙ったものが、投手前にいったこの時期の小学生であれば無条件で一塁へ向いてそれから一塁へ送球する。しかしココの選手は大半は、まず一番先頭の走者の状況を、見てから判断をしている。もちろん間に合うと見れば、この場合三塁へ送球となる。今回の決勝戦中盤から終盤点数が入り点差はついたが、三笠スピリッツ側の攻撃的な守備が見れたことが、野球の質の高さを感じた。秋はもちろん要チェックチームである。