けがで得た教訓多い・・・札創成高の川口君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌創成高野球部の川口翔己君(1年、捕手)を紹介する。川口君は秋の新人戦のさ中、練習中に以前から痛みのあった右ひじに激痛が走り、ボールが投げられない状態になった。さっそく「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診断、先月に手術を受けて順調に回復に向かっている。今はひじも正常に動かせるようになり、来季へ向かって懸命のリハビリを続けている。
▽川口 翔己(札幌創成高1年=捕手、177センチ、85キロ)東区・ノースブラザーズ-札苗北中軟式野球部-札幌創成高野球部
小学6年までは投手と捕手の掛け持ちだった。高校から捕手1本に絞り、持ち前の体格を生かして「創成のスラッガー」を目指している。小・中ではキャプテン、4番でチームを引っ張り、ホームランも10本を超える強打者ぶりを発揮して活躍してきた。野球は小学4年生から始めたが、誰に進められたわけでもなく自ら選んだ。父親とキャッチボールをしているうちに自然と野球の面白さに目覚めたようだ。
思い出の試合は小学6年の最後の試合。1点差で迎えた7回、ランナーを二塁において左中間の土手に直撃する大ホームランでサヨナラ勝ち。「大会名、点数は覚えていないが、あのシーンは今でも忘れない。初めてのサヨナラ・ホームランだったのでうれしくて、うれしくて」。川口君の脳裏にいつまでも残る鮮烈な思い出となっている。中学から本格的にバッティング強化に取り組み始めた。相手投手をイメージしながら素振りは毎日欠かさない。少ない日で200本、スイングに納得できないときは400、500本と打ち込む日もある。
けがで悔しさも味わったが、得たことも多い。通院する「たきうち整形外科スポーツクリニック」のリハビリ担当の理学療法士から教えられるトレーニング法や投球術などは今後の野球人生に大きな財産になっている。「けがをしなければわからないことがいっぱいありました」と川口君。リハビリも順調に進み、来季開幕前にはボールが投げられるようになり、勝負の2年生シーズンの目途が立てられるまでになった。まずはレギュラー取り、そして強豪・創成高の4番を目指す。
(記者の目・中山武雄)177センチ、85キロの堂々たる体格はまさにキャッチャー向き。打力もあり、頼りになるチームの牽引車の素質は十分に持っている一人だ。チームの札創成高は札幌支部大会で上位を争い、全道大会でも活躍する強豪校。川口君の成長がチームをさらに活性化させることは間違いない。初心を忘れず頑張ってください。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年たち、監督や指導者の人気コーナーになった。
【ドクターのフォームチェック】(バックナンバー)
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属当時
▽問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地、北辰ビル2階(東急ハンズの向かいのビル)
問い合わせはmail:info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」もある。
☆診療時間(受付)☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック