来春、羊ヶ丘病院野球部が全国大会へ
軟式野球のクラブチームで活躍する札幌・羊ヶ丘病院野球部が来年5月、千葉県で開催される東日本軟式野球大会(2部)の南北海道代表として出場する。全国大会出場は初めて。同野球部は病院職員の理学・作業療法士らが中心に構成された強豪チームで甲子園経験者ら多士済々のメンバーがそろっている。初の全国大会に張り切る羊ヶ丘病院野球部の杉原悠監督(29)に意気込みを聞いた。
羊ヶ丘病院野球部は杉原監督以下30人のメンバー。秋田悠矢-青木隆宏・正副キャプテンがチームを引っ張り、東日本軟式野球札幌支部大会を勝ち上がり、9月の北海道南大会(倶知安、ニセコ)で石狩・鉄東スワローズを2-1で破り全国出場を決める堂々の初優勝を飾った。杉原監督は「まさか優勝するとは思っていなかった。初戦突破してチームに勢いがついた」と、無欲が生んだでっかい勝利に満足そうな表情で話した。バッテリーを中心とした守りがチームの特徴で、選手層は厚くレギュラー取りも激しくなり、それがチームのレベルアップにつながって悲願の初優勝になった。
函中部高、文教大のエースだった前和希(26)、札啓成高で活躍した4番・弘田輝(26)が、投打の中心。一塁を守る安部雄士(32、札日大高)は投手でも期待され、チームの層は厚い。今年4月、羊ヶ丘病院の岡村健司理事長が個人購入した札幌スタジアム(清田区真栄)が、ナイター設備や室内練習場も完成し、同チームの全国大会挑戦を完ぺきな環境条件で後押ししている。杉原監督は「立派な施設もあるので、冬季のオフはここでしっかり練習して来春の晴れ舞台に備えます」と話し、走れる選手がそろっているので「スクイズ、エンドランなどの小技も取り入れながら思い切りやってみたい」と作戦も着々練り上げている。
小学時代はキャプテンも務めた杉原監督、指導経験は監督業が初めてだが、これまで内野手、外野手も経験し現役で活躍するプレーイングマネージャーだ。豊富な経験は選手の心もしっかりと捉え、大胆な采配に期待が高まる。野球部総監督の岡村理事長も喜びを爆発させ「よくやった!病院の誇りだ」と来年の全国大会を心待ちにしている。
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた理知い条件にある「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)は、札幌市内はもちろん近郊市町村からの通院、入院患者も多く、まさに地域医療の拠点になっている。肩、ひじ、手、首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には90人を超える理学・作業療法士がリハビリを担当、その充実した医療内容に患者は大きな満足感を得ている。
理事長の岡村健司医師は肩関節鏡視下7000例の実績を誇り全国トップクラス。当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でおなじみのドクターで、自身も高校球児で活躍したが肩を壊して夢を絶たれた辛い経験を持ち、患者の立場になって治療が出来る医師としても人気が高い。また、理学・作業療法士の大半が学生時代には野球、サッカー、バレーボール、テニスなどのアスリート経験者で、こちらも患者の気持ちが理解できる治療者だ。
「野球肩って何?」
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
☆受付時間☆
♦外来 (午前の部)午前8時30分~同11時、(午後の部)午前11時~午後4時
♦リハビリ (午前の部)午前7時~正午、(午後の部)正午~午後7時30分(土曜は午後4時30分)
♦休診日 日曜・祭日、年末年始
☆問い合わせ☆
診療・予約 011-351-2213
リハビリ 011-351-2215
スマイル 011-351-3313
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院