サッカー経験を生かして治療、羊ヶ丘病院の小野さん
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)の今年最初の「院内で見つけたアスリート」は、同病院のリハビリテーション科スタッフの小野良輔さん(26)を紹介する。小野さんは中学、高校時代にけがをして辛い思いをしたがサッカーをあきらめず、マネージャー・控え選手でチームを盛り立て、高校全道選手権で3位の輝かしい成績を残した。羊ヶ丘病院ではフットサル部に所属し、好きなサッカーを目いっぱい楽しんでいる。
▽小野 良輔(26、羊ヶ丘病院サッカー部=MF、170センチ、53キロ)札幌・平岡中央小-平岡中央中・SC札幌-白石高サッカー部-千歳リハビリテーション学院
小野さんは仲良しだった友達に誘われて小学1年生からサッカーを始めた。中学生になって平岡中央中のサッカー部に所属しながらジュニアユースのSC札幌サッカースクールにも入ってサッカーの技を磨き、将来へ大きな夢を託した。しかし、SC札幌を退団する半年前にけがに見舞われ、進学した白石高でもそのけがが再発して選手生活に大きなダメージを負うことになった。小野さんは「ここでサッカーを投げ出したくない。好きなサッカーに何としても関わっていたい」と、マネージャーに転身することを決心した。このけがをきっかけに将来、理学療法士を目指していたので、後々に実現した時の思いを考え、最後まで貫くことを決心した。振り返って「やっぱり続けてきてよかった。今は患者さんに堂々と自分の経験談を話せます」。
白石高では高校全道選手権3位、昨年は道内病院関係の大会で優勝経験もして、サッカー熱はますます高まっている。羊ヶ丘病院サッカー部(フットサル)でも、これまでの経験を生かして選手で活躍している。小学生から一貫してポジションはミッドフィルダー(MF)。攻撃、守備の両面で司令塔の役目を担う重要なポジションだ。選手としてけがをした辛い経験、裏方に回ってチームを支えた経験が理学療法士として大きな財産になっている。「患者さんの気持ちが十分理解できるので、その立場になって治療しています」と小野さん。患者にとっては頼もしく、安心できる言葉だ。
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた立地条件にある「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目、厚別消防署の向かい)は、札幌市内はもちろん近郊市町村からの通院、入院患者も多く、まさに地域医療の拠点になっている。肩、ひじ、手、首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には90人を超える理学・作業療法士がリハビリを担当、その充実した医療内容が評判を呼んでいる。
理事長の岡村健司医師は肩関節鏡視下手術7000例の実績を誇り全国トップクラス。当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でおなじみのドクターで、自身も高校球児で活躍したが肩を壊して夢を絶たれた辛い経験を持ち、患者の立場になって治療をする医師として人気も高い。また、理学・作業療法士の大半が学生時代には野球、サッカー、バレーボール、テニスなどのアスリート経験者で、こちらも患者の気持ちをよく理解し、良き相談者にもなっている。
「野球肩って何?」
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
☆受付時間☆
♦外来 (午前の部)午前8時30分~同11時、(午後の部)午前11時~午後4時
♦リハビリ (午前の部)午前7時~正午、(午後の部)正午~午後7時30分(土曜は午後4時30分)
♦休診日 日曜・祭日、年末年始
☆問い合わせ☆
診療・予約 011-351-2213
リハビリ 011-351-2215
スマイル 011-351-3313
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院