札幌、夏の予選始まる。上野幌サン初戦突破!
◆札幌選手権厚別区予選 ▽1回戦 上野幌サンダース9-0厚別アトムズ=(17日・山本球場)
17日、開会式に続き2会場で5試合が行われ、上野幌サンダースが厚別アトムズを9-0の4回コールドゲームで下し、初戦を突破し2回戦へ進出した。2回戦の相手は新札幌スターズと決まり、他にも大谷地東ドリームス、もみじ台ベアーズ、もみじ台サザンクロス、厚別信濃スターズがそれぞれ2回戦に駒を進めた。札幌選手権大会(8月12日~)の厚別区代表枠は3つ、優勝チームは、2015FIGHTERSジュニア王座決定戦札幌支部予選へ進出と次に繋がる楽しみな大会。順調に大会が進めば、決勝は5月31日(日)を予定。
サンダース、春のリベンジ!
開会式直後の試合で、春季大会1回戦と同一カードがあった。春は上野幌サンダースが厚別アトムズに0-7と敗れている。試合は、時より強風と小雨が降るコンディションの中、初回厚別投手陣のストライクが入らない!3安打9四球と絡め一挙8点。2回にも加点した。この日は、リベンジに燃える上野幌・先発渡辺悠人(6年)投手が、出塁を許すも野手陣の支えもあり後続を抑え4回2安打4四球の完封勝利を挙げた。中でも大きかったのは、加藤謙志捕手(6年)の好捕だった。低目のショートバウンドをすべて前で抑え厚別の進塁を抑えていた。また2回、ショート後藤誠也(6年)も三遊間の深いゴロを見事抑え、追撃を狙う厚別の勢いを止めた。畑本清治監督(53)は「雨が味方してくれた。力の差は無い。なんとか札幌選手権の代表権を掴みたい」と札幌夏の選手権を目指す。
◆1回戦(17日・山本球場)
上野幌サンダース
8100=9
0000=0
厚別アトムズ
(上)渡辺悠-加藤
(厚)前川、北島、白土-松本
▽二塁打:吉田(上)
アトムズ、初戦で涙
普段制球の良い先発前川康博投手(6年)が、初回突如乱れた。課題克服で次戦に期待したい。3人目に登板した白土崚太郎投手(5年)は、1回2死から登板し上野幌へ完全に流れが傾いていたものを、その後の試合を作った。落ちついた投球が光った。4回、代打攻勢で見せ場つくる! 加納颯太(6年)、三浦壮太(5年)が出塁し、2死一、二塁の好機を作るもあと一本に泣いた。初回の失点があまりにも大き過ぎたのは言うまでもない。また5番バッターに楽しみな選手がいた。それは福井颯太選手(6年)、8人兄弟7男1女の3男坊。振りは鋭く、一発に期待が高まる楽しみな選手だった。
協力:厚別区少年軟式野球連盟