【中学クラブチーム訪問】恵庭リトルシニア編
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1月22日、中学硬式クラブチームの恵庭シニアを訪問した。今年の恵庭の3年生10人の進路は、白老へ2人。他は札幌市内や近郊へそれぞれ進路希望が出ている。渡邊 匠監督(48)は「自分で決めた道。三年間、レギュラーになれなくてもやり通してほしい」と高校での頑張りに期待した。新チームは予選リーグ2位で勝ち抜き決勝トーナメント進出。迎えた1回戦は、王者・札幌新琴似シニア戦。試合はシーソーゲームの末、9‐10と惜敗。悔しさを知る選手たちはこの試合を忘れない。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。また新チーム主将・菅野太陽君(2年・千歳桜木メッツ出身)にはチームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
◆選手構成
2年生:15人 1年生12人 6年生8人
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
札幌新琴似戦を振り返る
昨秋、北海道のリトルシニアでは札幌新琴似シニアが、他を圧倒する戦いで優勝した。その札幌新琴似が唯一苦戦を強いられた相手、恵庭シニアを取材した。昨年、10月2日・滝川市営球場で行われた恵庭シニア対札幌新琴似シニアは、両チーム合わせて24本のヒットが飛び出す激しい試合になった。初回、恵庭が1点先制するも逆転を許し2点を追う五回、4番・奥澤仙達(2年・恵み野ロイヤルズ出身)、5番・工藤 凌(2年・北の台カープジュニア出身)の適時打で同点とする。しかし六回、大量4失点で3-7とされるもその裏、打者10人6安打と集中し一挙6点を挙げ逆転に成功。七回に3点を失い力尽きた。最後までもつれるシーソーゲームの末に敗れはしたが、今シーズン再び「恵庭VS新琴似」の再戦を観てみたい!
キーマンは石井
今シーズンのキーマンに石井良依選手(2年・千歳桜木メッツ出身)と名前が挙げた。物おじしない性格から試合での勝負強さが際立つ。昨秋、秋季新人戦・決勝トーナメント1回戦の札幌新琴似戦で、六回、二死二、三塁の場面で6番・石井が中前打を放ち三走に続き二走も生還し、一挙6点を奪った立役者の一人。打席の中で、落ち着きを放ちひと際頼もしい。勝負所での打席に注目だ!またこの冬伸びた選手に3人の名前が挙がった。一人目の籬 智介(2年・島松イーグルス出身)は、打力と守備力がアップ。二人目は中島大翔(2年・島松イーグルス出身)、捕手としてステップが速くなり捕球から送球までも速くなった。三人目は小川 享(2年・千歳CSライズ)、三塁手。何をしていても一生懸命取り組む姿勢は誰もが好感が持てる。チーム内のレギュラー争いに割って入ってみせる。同チームは4月上旬に日高合宿、さらにオープン戦を経て開幕を待つ。
◎渡邊監督が、印象深い試合と挙げた札幌新琴似戦
「一年生の時の練習試合で20点差以上つけられての敗戦。個々の実力差は歴然であったが、この試合だけは良い試合ができた。でも新琴似さんの底力は凄い」と実力を認めた。
第43回秋季全道大会新人戦 兼 第33回麻生自動車学校杯
決勝トーナメント
▽1回戦(平成28年10月2日)
札幌新琴似
0101143=10
1000260=9
恵庭
(札)山田、金丸、田中―布施
(恵) 笹原、谷口、牧野―奥澤
★投手陣では4人の名前が挙がった。渡邊監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◇笹原一馬投手(2年・恵み野ロイヤルズ出身)は、コントロール④、スピード③、経験④、マウンド度胸④、スタミナ⑤、信頼度⑤。「春までスピード、球の球威を上げてほしい」と期待した。右投・左打。新人戦では打順は6番・投手として出場。身長167cm、体重55㎏。
◇谷口隆晟投手(2年・恵庭和光ライオンズ出身)は、コントロール④、スピード③、経験③、マウンド度胸④、スタミナ③、信頼度③。「昨シーズンはケガが多かった。まずは基礎体力。体作りを充実させてほしい」と期待した。左投・左打。新人戦では7番・投手兼一塁手兼外野手として出場。身長168cm、体重58㎏。
◇牧野拓人投手(2年・幌南ファイターズ出身)は、コントロール③、スピード⑤、経験③、マウンド度胸③、スタミナ③、信頼度③。「球威があるのでコントロールのムラを無くしてくれれば良い投手になる」と期待した。右投・左打。身長167cm、体重56㎏。
◇長澤 皓(2年・北の台カープジュニア出身)は、コントロール④、スピード④、経験③、マウンド度胸③、スタミナ③、信頼度③。「身長が高いので、もっと体幹を鍛え手首・ひじの柔軟性を高めてほしい」と期待した。右投・左打。身長172cm、体重56㎏。
★打撃陣では5人の名前が挙がった。投手陣同様、渡邊監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◇宇野息吹(2年・長沼ジャガーズ出身)は、バットコントロール⑤、長打力④、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ④、信頼度⑤。「スローイングの制度を上げてほしい」と期待した。右投・左打。新人戦では1番・中堅手として出場。身長172㎝、体重61㎏。
◇奥澤仙達(2年・恵み野ロイヤルズ出身)は、バットコントロール④、長打力⑤、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ④、信頼度④。「長打を狙いすぎるあまり、軸ぶれするところがあるので注意して欲しい」と期待した。右投・右打。新人戦では4番・捕手として出場。また北海道選抜にも選出。身長171㎝、体重60㎏。
◇鵜野竜之介(2年・長沼ジャガーズ出身)は、バットコントロール④、長打力⑤、チームバッティング③、ミート力④、勝負強さ④、信頼度③。「足の速さはあるものの球際の弱さがある。制度を上げてほしい」と守備向上に期待した。右投・左打。新人戦では3番・左翼手として出場。身長170㎝、体重62㎏。
◇工藤 凌(2年・北の台カープジュニア出身)は、バットコントロール③、長打力④、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ④、信頼度④。「もう少し元気を出して練習に取り組んでほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では5番・一塁手として出場。身長169㎝、体重63㎏。
◇清藤稜也(2年・千歳桜木メッツ出身)は、バットコントロール④、長打力③、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ③、信頼度④。「もっと声を出してチームを盛り上げてほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では9番・二塁手として出場。身長164㎝、体重56㎏。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「感謝」主将・菅野太陽選手(2年・千歳桜木メッツ出身)
「今シーズン、野球をやらせてくれている親に、野球教えてくれる指導者に感謝して取り組みたい」と周りの支えを実感していた。秋季新人戦では主将として2番・右翼手兼投手として出場。2番打者としてつなぎのバッティングができる。また主将としてチームをけん引するリーダーシップも兼ね備える。左投・左打、身長168cm、体重55㎏。
★動画はコチラ
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・決勝トーナメント1回戦の札幌新琴似戦。北海道で一番強い相手と戦い楽しかった」と笑顔だった。
Q2)チームのキーマンは
「成田歩夢(1年・恵み野ロイヤルズ出身)です。声が持ち味!声援で盛り上げてくれる」と期待した。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「札幌西シニアの行方將馬投手(2年・金山ファイターズ出身)です。体格もガッチリしていて球も速くバッティングも良い」と実力を認めた。
Q4)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「札幌日大」とキッパリ。
◆「全力疾走」奥澤仙達選手(2年・恵み野ロイヤルズ出身)
「今年が勝負の年。何事も全力でプレーしてチームのためにしっかり活躍したい」と力強かった。秋季新人戦では4番・捕手として出場。強肩強打に加え、4番でありながら俊足を生かし自らチャンスを広げます。右投・右打、身長171cm、体重60㎏。
★動画はコチラ
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・決勝トーナメント1回戦の札幌新琴似戦。一番地良い相手に良い勝負ができた」と充実した表情で話した。
Q2)チームのキーマンは
「菅野太陽選手(2年・千歳桜木メッツ出身)です。キャプテンとしてチームを盛り上げてくれる」と期待した。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「札幌新琴似シニアの金丸斗南選手(2年・札苗スターズ出身)です。ストライクが甘くならないようにリードしたが、どこに投げても打たれた」と悔しがった。
Q4)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「札幌日大高」です。
◆「全身全霊」佐藤巧望選手(2年・北の台カープジュニア出身)
「最後の年なので、自分の持っている力をすべて出したい」と力強かった。秋季新人戦では7番・遊撃手として出場。守備範囲の広さが持ち味。右投・両打、身長167cm、体重54㎏。
★動画はコチラ
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・決勝トーナメント1回戦の札幌新琴似戦。接戦で戦えたんだけど、最後のこっちのエラーで敗れ、課題が残った」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「奥澤仙達選手(2年・恵み野ロイヤルズ出身)です。足も速く、自らチャンスを広げ得点圏に進塁する。打つとみんなが盛り上がる」とキーマンを挙げた。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「札幌新琴似シニアの金丸斗南選手(2年・札苗スターズ出身)です。同じショートで守備範囲も広く、ボールの入り方も上手い」と実力を認めた。
Q4)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「札幌日大高」と名前が挙がった。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:恵庭シニア球団