【中学クラブチーム訪問】苫小牧中央ポニーズ編
2月5日、中学硬式クラブチームの苫小牧中央ポニーズを訪問した。
今年の苫小牧中央の3年生4人の進路は、苫小牧市内へそれぞれ進路希望が出ている。
丹羽 肇監督(50)は「中学では叶わなかった全国の夢を高校で目指して頑張ってほしい」とエールを送った。
新チームはポニーリーグ新人戦で準優勝と頂点にはあと一歩と及ばなかったが、冬季練習でさらなるステップアップを目指していた!彼らの飛躍を楽しみにしたい!
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
また新チーム主将・北村夏生君(2年・美園スラッガーズ出身)にはチームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
◆選手構成
2年生:7人 1年生6人
昨秋、チームワークを武器に準Ⅴ
新人戦では投手を中心としたロースコアの戦いを制し優勝決定戦まで勝ち上がる。
2年生が一丸となり今チームのウリ“チームワーク”を武器に戦った。
しかし決定戦では北海ベアーズに2-7と涙。
この大舞台での戦いで精神面のもろさも浮き彫りとなった。
またもう一つの課題は“打撃力向上”と挙げる。
「試合の中で、一気に畳みかける様な爆発的な攻撃力がうちには無い」と分析。
「昨秋は、投手陣に頼った戦いを強いられた。
現在の機動力に加えもう少し打撃向上を目指したい」と力を込める。
同チームの冬季練習は、冬期間も専用グラウンド・柏原球場を使用して行う。
グラウンド一面を使って行うロングティーで、出来るだけ遠くへ飛ばすためにヘッドスピードを上げ、スイング力を増幅させることを狙う。
春までのロングティーを繰り返し、努力と同時に願いを乗せてアーチを描く。
同チームは3月末から始まるオープン戦を経て、5月3日の開幕を待つ。
今春、リベンジを誓う!
◎丹羽監督が、印象深い試合と挙げた新人戦・優勝決定戦の北海ベアーズ戦
「勝てば優勝、今年の世界大会国内予選・北海道代表選考が懸かった試合に、選手たちも浮足立ってしまった」と唇をかんだ。
第41回新人戦
(2日、安平・柏が丘)
▽優勝決定戦
北海ベアーズ
0000340=7
1000010=2
苫小牧中央ベースボールクラブ
(北)土井―伊藤
(苫)北村、西村―佐々木
~数人の選手を5段階評価~
丹羽監督に聞いた
★投手陣では3人の名前が挙がった。丹羽監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◇北村夏生投手(2年・美園スラッガーズ出身)は、コントロール④、スピード③、経験③、マウンド度胸⑤、スタミナ②、信頼度⑤。「エースとして終盤のここぞと言う場面で、風格と自信を」と期待した。右投・両打。新人戦では打順は1番・投手兼遊撃手として出場。身長157cm、体重47㎏。
◇吉田雄亮投手(1年・新生台イーグルス出身)は、コントロール④、スピード②、経験③、マウンド度胸③、スタミナ④、信頼度④。「マウンドでは我を強くもって臨んでほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では7~9番・投手兼三塁手として出場。身長165cm、体重63㎏。
◇西村力翔投手(1年・錦岡ジュニアタウンズ出身)は、コントロール③、スピード③、経験③、マウンド度胸④、スタミナ③、信頼度④。「おとなしい性格なので、エースを目指しもっと自覚をもって取り組んでほしい」と期待した。右投・左打。身長162cm、体重52㎏。
★打撃陣では5人の名前が挙がった。投手陣同様、丹羽監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◇長崎凌也(2年・リトルライオンズ出身)は、バットコントロール④、長打力④、チームバッティング③、ミート力④、勝負強さ④、信頼度⑤。「走れて長打も打てる!この冬、一番の成長株。打の中心になってほしい」と期待した。右投・左打。新人戦では4、5番・一塁手として出場。身長174㎝、体重59㎏。
◇佐々木隼斗(2年・苫小牧東タイガース出身)は、バットコントロール③、長打力⑤、チームバッティング②、ミート力④、勝負強さ⑤、信頼度⑤。「昨年、2年生ながら柵越えを打つなど長打に魅力。試合の流れを変えるようなバッターになってほしい」と大きくな飛躍に期待した。右投・右打。新人戦では4、5番・捕手として出場。身長170㎝、体重77㎏。
◇喜田健介(2年・美園スラッガーズ出身)は、バットコントロール⑤、長打力④、チームバッティング④、ミート力⑤、勝負強さ③、信頼度⑤。「身体は細いがボールを飛ばす力がある。足も使えて、長打も打てる!さらに活躍を」と期待した。右投・右打。新人戦では3番・中堅手として出場。身長165㎝、体重55㎏。
◇小田皓太(2年・拓勇ファイターズ出身)は、バットコントロール④、長打力②、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ④、信頼度④。「つなぐ野球ができるので、小技を絡めるなど貢献してほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では2番・二塁手として出場。身長165㎝、体重52㎏。
◇會田龍永(2年・泉野イーグルス出身)は、バットコントロール②、長打力②、チームバッティング③、ミート力②、勝負強さ④、信頼度④。「冬季練習でも真面目に努力して取り組んでいる選手。頑張ってほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では6番・右翼手として出場。身長174㎝、体重63㎏。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「 勝 」主将・北村夏生選手(2年・美園スラッガーズ出身)
「野球は勝つことが全てだと思う。勝ちを意識したい」と意気込んだ。秋季新人戦では1番・投手兼遊撃手として出場。小柄ながらエースとしてチームをけん引。また遊撃手としても守備範囲も広くしなやかなグラブさばきで守りのリズムを掴みます。右投・両打、身長157cm、体重47㎏。
Q1)印象深い試合は
「新人戦の北斗BBC戦。1-7と負けていたが、七回に逆転サヨナラ勝ちした試合」と目を輝かせた。
Q2)チームのキーマンは
「小田皓太(2年・拓勇ファイターズ出身)自分ができないことを小田君がカバーしてくれる。チームには欠かすことのできない選手」と信頼を寄せる。
Q3)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「苫小牧工業高」とキッパリ。
◆「成長」小田皓太(2年・拓勇ファイターズ出身)
「秋、負けたので自分もチームも大きく成長しなければいけない」と決意を新たにした。秋季新人戦では2番・二塁手として出場。広角に打ち分けるバッティングや小技でチャンスメイクを演出。右投・右打、身長165cm、体重52㎏。
Q1)印象深い試合は
「新人戦・優勝決定戦の北海ベアーズ戦。自分も守備でのミスがあり敗れた試合」と悔しがった。
Q2)チームのキーマンは
「佐々木隼斗(2年・苫小牧東タイガース出身)。昨年、練習試合でさく越えを打つなどバッティングに期待」と笑顔。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中に良い選手だなぁと思えた選手を一人挙げてください。
「北海ベアーズの遊撃手。走塁が上手かった」と実力を認めた。
Q4)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「苫小牧東高」と白い歯を見せた。
◆「大器晩成」會田龍永(2年・泉野イーグルス出身)
「自分たちは大器晩成だと思っているので今年の夏、勝ちます」と意気込んだ。秋季新人戦では7番・右翼手として出場。強肩を生かし、外野からのレーザービームで補殺を目指す。右投・右打、身長174cm、体重63㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦の北斗BBC戦。最後に逆転で勝利した試合」と笑顔。
Q2)チームのキーマンは
「長崎凌也(2年・リトルライオンズ出身)です。打撃も長打があり、攻撃の中心」と今シーズンの活躍に期待した。
Q3)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「苫小牧東高」とキッパリ。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:苫小牧中央ポニーズ