【中学クラブチーム訪問】札幌円山シニア編
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2月18日、中学硬式クラブチームの札幌円山シニアを訪問した。今年の札幌円山の3年生15人の進路は、札幌市内及び近郊へそれぞれ進路希望が出ている。田井全秀監督(57)は「また初心に帰って野球道を極めてほしい」と愛弟子たちの活躍を願った。新チームは昨秋行われた秋季新人戦の予選リーグ1勝3敗でリーグ敗退。厳しい冬となったが「全国出場」と言う目標を胸にこの日も鍛錬を積んでいた。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。また新チーム主将・吉野正洋君(2年・前田リトル出身)にはチームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
◆選手構成
2年生:12人 1年生6人 6年生12人
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからのメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
卒団した3年生は昨年から始まった「第1回北ガス杯夏季全道大会 兼2016FIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP U-15リトルシニア予選」で準優勝を飾り、続く本線では、惜しくも1回戦・北斗ベースボールクラブに6-7と惜敗するも大会を大いに盛り上げた。主力の3年生の進学は私立組から学園札幌高、創成高、とわの森高、双葉高、北照高などへ進学が決まった。公立組は札幌市内へそれぞれ進学希望が出ている。
投手陣の再整備で制球力とボールのキレ掴む!
昨秋行われた秋季新人戦は、1勝3敗と悔しさを残した。課題は「投手陣の強化」と挙げる。基礎を中心に体力、精神を徹底的に鍛え直すことを意味する。冬季練習の成果もあって田井監督は「制球力、ボールのキレともに伸びてきている」と言う。また同チームの方針として毎年行われる秋季新人戦ではストレートのみで挑ませる。冬季練習に入りようやく2年生は変化球を覚えると言う。この冬変化球を習得した投手陣が、オープン戦でその進化を試す!秋から大きく変貌を見せる札幌円山が虎視眈々と上位進出を狙う!
同チームは3月下旬から函館遠征、続く4月上旬から始まるオープン戦を経て開幕を待つ。
◎田井監督が、印象深い試合と挙げた札幌東シニア戦
「七回、5-0で5点リードするも投手が自滅して敗れた。この冬の反省材料となっている」と前を向いた。
第43回秋季全道大会新人戦 兼 第33回麻生自動車学校杯
▽Eブロック
札幌円山
2011001=5
0000006=6
札幌東
(円)大畑、玉置―吉野
(東)木村、堀川、大橋―齋藤
★投手陣では3人の名前が挙がった。田井監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◇玉置健士郎投手(2年・屯田ノースパイレーツ出身)は、コントロール③、スピード④、経験③、マウンド度胸③、スタミナ③、信頼度⑤。右投・左打。新人戦では打順は3番・投手兼外野手として出場。右の本格派で昨秋は1番を背負う。北海道選抜にも選出。身長176cm、体重60㎏。
◇大畑佳介投手(2年・篠路ファイターズ出身)は、コントロール③、スピード④、経験③、マウンド度胸③、スタミナ③、信頼度⑤。左投・左打。新人戦では4番・投手兼外野手として出場。左の本格派。昨秋、打線では4番を担う。身長172cm、体重64㎏。
◇片野晴允投手(2年・篠路ブラックジャガーズ出身)は、コントロール③、スピード④、経験③、マウンド度胸③、スタミナ③、信頼度⑤。左投・左打。新人戦では2番・投手兼外野手として出場。投手として昨年から急成長。左のサイドハンドと特徴を見せる。身長171cm、体重62㎏。
3人の投手陣に対して田井監督は「バッターに向かう気持ちを!闘志を前面に出し、この打者を抑えてやろうと向かってほしい」と強い気持ちに期待した。
★野手陣では3人の名前が挙がった。投手陣同様、田井監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◇中島優人選手(2年・双葉ツインスターズ出身)は、バットコントロール③、長打力③、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ③、信頼度⑤。右投・右打。新人戦では6番・遊撃手として出場。身長160㎝、体重55㎏。
◇木村柊斗選手(2年・前田リトル出身)は、バットコントロール③、長打力③、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ③、信頼度⑤。右投・右打。新人戦では7番・二塁手として出場。身長160cm、体重52㎏。
◇板垣凌馬選手(1年・手稲ヤングスターズ出身)は、バットコントロール④、長打力④、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ④、信頼度⑤。「ここぞという場面で一本打ってほしい」と期待した。左投・左打。新人戦では5番・外野手として出場。身長160cm、体重63㎏。
3人の野手陣に対して田井監督は「初球から振れる勇気をもっともってほしい」と打席での強い気持ちに期待した。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「一心不乱」主将・吉野正洋選手(2年・前田リトル出身)
「一戦、一戦、目の前の敵に対して、全力で戦う」と心を集中した。秋季新人戦では主将として1番・捕手として出場。俊足と強肩が持ち味。右投・右打、身長176cm、体重74㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦の函館港西シニア戦。自分の持ち味が発揮でき、チームも一丸となれた」と笑顔。
Q2)チームのキーマンは
「玉置健士郎投手(2年・屯田ノースパイレーツ出身)です。新人戦でエースナンバーを背負った。足も速く、バッティングも良く活躍すればチームも勝てる」と期待した。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「函館港西シニアの髙山 悠投手(2年・北浜野球スポーツ少年団出身)です。体格も良く投手として威圧感を感じた」と実力を認めた。
Q4)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「まだわからない」。
◆「成長 自信」片野晴允選手(2年・篠路ブラックジャガーズ出身)
「昨年、自分としてはあまり活躍できなかったが、今年に入り成長できたと思う。この自信をもって春から挑みたい」と意気込んだ。秋季新人戦では2番・投手兼外野手として出場。投手として左のサイドハンドと特徴を生かし、右打者ならインコースへ食い込むストレート。左打者ならアウトコースへ逃げるストレートが持ち味。このタイプはあまり例がないことから打者が嫌う傾向にある。覚醒すると秘密兵器となる。左投・左打、身長171cm、体重62㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・札幌大谷シニア戦。初めての試合で楽しめたが、同時に力不足も感じた試合」と課題を挙げた。
Q2)チームのキーマンは
「吉野正洋選手(2年・前田リトル出身)です。チームの主将、キャッチャーとして引っ張ってもらいたい」と期待した。
Q3)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「まだわからないです」。
◆「努力」大畑佳介投手(2年・篠路ファイターズ出身)
「どんな時も努力を忘れず頑張っていきます」と気を引き締めた。秋季新人戦では4番・投手兼外野手として出場。左の本格派で、ストレートとカーブのコンビネーションで組み立てる。特にカーブは落差があり打者を困惑させる。左投・左打、身長172cm、体重64㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・札幌東シニア戦。七回一死まで投げたが、体力の無さを感じて崩れ負けてしまった」と肩を落とした。
Q2)チームのキーマンは
「吉野正洋選手(2年・前田リトル出身)です。キャプテンとしてまとめてみんなを引っ張ってほしい」と期待した。
Q3)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「札幌第一高校」と明かした。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:札幌円山シニア