<投手用グラブ>タテ型派、ヨコ型派を解りやすく解説!
【札幌市南区の野球専門店】スポーツショップ古内の社長
古内克弥のコラム No.8
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投手用グラブでタテ型が流行る理由
こんにちは、古内克弥です!
ここ最近、初めてご来店いただいたお客様から
「ストライクのコラムを読みました」
と、お声かけいただけることが増えました。
読んでいただけているのだなぁと、とても嬉しくなりました。
いつもありがとうございます!
今回は、以前書いたコラムの中で、
「グラブのポジション別特徴」という内容が好評だったようでしたので、
その内容の中から一つをピックアップして、
より掘り下げた解説をいたします。
以前のコラム内容はコチラ
No.6「グラブのポジション別の特徴」https://www.strike-web.com/201901010042/
今回は、ピッチャーのグラブに関して、
なぜタテ型に使用する選手が最近増えているのかをお伝えします。
「やいやい、古内!投手用グラブといえば、ヨコ型に決まってんだろ!」
ええ、そういう気持ちもよくわかります。
正直なところ、僕も
投手用=ヨコ型
と思っていたこともあります。
でも、実際のところ、使い方はその人それぞれですよね!
ヨコ型の特徴。そして、
タテの方が使いやすい、という方はどうしてタテが使いやすいのか、
ということを解説します。
ピッチャーでない方も、ご参考にどうぞ
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ヨコ型の特徴
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そもそも、定説にあった
「投手はヨコ型」というのは、
どういう形なのでしょうか。
右投げの場合のお話をしますと、
ピッチャーは投球動作に入る時に、左手をキャッチャー側に伸ばし、回旋運動に入って、左手を自分の体に引いてきた時に
左手の小指→薬指→中指→人差し指
という順番で握りこみます。
この動きの手を見てみると、こんな形になっています。
握り終えるとこんな形ですね。
思いっきり力を入れることが出来るため、
「うおおおおおお!」
と、力投派のピッチャーに多いと言われています。
付け足しですが、
おそらく、投球動作の際に強く左手を握りこむのはピッチャーくらいだと思います。
なぜなら、ピッチャーは自分のタイミングで投げることが出来るから。
内野手や外野手、捕手も、大抵はランナーとの競争になっていて、
「捕球したらすぐ投げる!」
ということが優先になるから、力を目一杯使って投げることはそれほど多くはないと思います。
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タテ型の特徴
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タテ型の特徴は、キャッチャーに照準を合わせて構えることが出来るので、ターゲットを合わせやすく、コントロールをつけやすい、という特徴があります。
また、回旋運動に入った時に、左手を引く動作が、力を入れすぎずに済むことが多くなり、体の開きを抑えることが出来る。という特徴もあります。
思いっきり力を込めて投げたい人は、グラブを潰すように使うため、タテ型だと使いづらいと感じるかもしれません。
タテ型のグラブの場合、グラブの内部の手の形はこんな感じです。
↑通常時
あまり握り込まずに、力を調節して、コントロール重視、というイメージですね。
↑握り込む時
自分でも、手の形はどんな形になっているか、確かめてみてくださいね。
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グラブの形
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ヨコ型のグラブの形は、握りこむとこんな感じです。
続いて、タテ型はこんな感じです。
それでは、実際にキャッチャーに向けてみましょう。
バッターもつけてみます。
ヨコ型 ↑
タテ型 ↑
ヨコ型 ↑
タテ型 ↑
ヨコ型とタテ型で、随分違いますね。
やはりヨコ型だと力を込められそうな気がしますし、
タテ型だと力がコントロールされているような気がします。
あなたは、どちらが投げやすそうと感じますか??
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究極のタテ型グラブが新発売!
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アイピーセレクト から究極のタテ型グラブが発売しました。
アルモニーアグラブと言います。
このグラブ、
なななんと、中指を出します!
中指を出すことにより、投球動作で左手を引く時に、体の開きを抑える効果は、人差し指を出している時よりも高くなります。
人差し指を軸にすると、
単純な計算として、
親指1本に対して、中指、薬指、小指の3本
1:3でのバランスとなり、
3本の指の方に力が強く行ってしまい、左手を引く際に手首を回転し過ぎてしまい、体が開く「ことがある」のです。
体が開くと、体の軸がブレやすくなり、安定したコントロールを出すことができません。
一方、中指を支点にすると、
親指、人差し指に対して薬指、小指となり、2:2のバランスとなります。
これだと、実際にやってみてもらうとわかると思いますが、手首が回転し過ぎず、体の開きを抑えやすくなります。
体の開きを抑えられるから、体がブレにくくなり、コントロールが安定するのです。
さらにさらに!
この形にすることによって、体のブレがない分、
右腕をより前で振る
ことが出来るようになりました!
前で振ることが出来るということは、
仮にあなたの速球のスピードが速くなかったとしても、バッターからすると
「伸びてくる!」
「速い!」
と感じるようになります。
コントロール重視で投げるつもりが、速球にまで磨きがかかり、
コントロール良し
速球良し
と、贅沢に二つの効果が得られるわけです。
今までの常識を覆す、
中指を出すピッチャー用グラブ。
スポーツショップ古内には現物がございます。
是非、見に来て、手にはめてみてくださいね。
(売り切れていたらすいません)
オリックスの山本由伸選手が大絶賛しているグラブです。
今回のコラムはいかがでしたか?
グラブの使い方は、本当に人それぞれだと思います。
一人一人、性格が違うように、手クセも違うものです。
やはり、自分が使いたい形というものもあるでしょうし、
逆に「自分が使いたい形がわからない」
という人もいらっしゃいます。
そんな時は、是非、野球専門店に行って、しっかり相談なされるといいと思います。
もしあなたの住んでいる地域の近くに相談できる野球専門店がなかったなら、是非スポーツショップ古内までお越しください。
しっかりお話を聞いて、その上で最適な形をご提案します。
疑問点や聞きたい話などがございましたら
sportsfuruuchi@gmail.com
こちらまでご連絡ください!
バックナンバー
No.1 「綺麗な肌は好きですか?」https://www.strike-web.com/201811260919/
No.2「将来の夢はグラブ職人!?」https://www.strike-web.com/201812031248/
No.3「お手入れのコツは「手洗い」」https://www.strike-web.com/201812101432/
No.4「グラブづくりイベント」https://www.strike-web.com/201812171410/
No.5「赤ちゃんに学ぶ、外角低めの克服法」https://www.strike-web.com/201812241339/
No.6「グラブのポジション別の特徴」https://www.strike-web.com/201901010042/
No.7「グラブ作りに挑戦!」https://www.strike-web.com/201901071043/
――――――――――<コラム著>――――――――――
株式会社スポーツショップ古内
代表取締役社長 古内克弥
1982年4月15日生まれ
小学5年生の時に家業であるスポーツショップ古内の販売をお手伝いした時に、接客の楽しさを経験し、将来の夢を「スポーツショップ古内をでっかくする」に設定する。
サッカー、バレーボールをメインに15種目ほどの競技を学び、大学で経営学を学んでゼット株式会社に入社。
ゼット株式会社では、グラブ工場で一年間グラブ製作に携わり、グラブの知識を覚える。
三年間の修行を経てスポーツショップ古内に入社する。
2017年、代表取締役社長に就任。
「札幌をスポーツカルチャー人口日本一にする」をゴールとした、札幌市のスポーツ&カルチャーフェスティバル「スポカル」の副実行委員長もつとめ、スポーツ普及に携わる。
学校や企業への講演依頼も年に10回ほど受け、経営、マーケティング、地域活性化などのテーマで話をしている。
(依頼はほぼないと思いますが)講演は「ストライクを見た」で、無料で行います。
野球用ホームページ
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