プロ目指す!高校新1年生、北星大付高の西田君
地域医療の拠点となっている「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)が今月21日から別敷地にリハビリ専門の「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」を新設した。同じ南郷通り沿いにあり”本院”から車で10分内の近距離にあり、外来患者すべてを受け入れる。今回の「院内で見つけたアスリート」は、新設なったクリニックに通う高校新1年生、北星学園大付属高野球部の西田貴征君(15)を紹介する。
▽西田 貴征(北星学園大付属高野球部・新1年生、15=投手、176センチ、76キロ) 千歳ライトニング-千歳中軟式野球部-北星学園大付属高硬式野球部)
小2から野球を始めた西田君。中2の時に軽い野球肩、ひじを患ったが、今回のけがはちょっとこたえるものだった。今年1月、体育の授業の中で行われたバスケットボールで、着地でバランスを崩して足首のじん帯損傷という大けがとなった。通院2カ月で今は日常生活に支障がないまでになったが、グラウンドを走り回るまでにはもう少しの時間が必要だ。
目標はでっかく、プロ野球選手だ。阪神の藤川球児投手に憧れ、投手1本に目標を絞っている。「ピンチでの精神力は強い方」としっかり自己診断している。プロを目指すからには体力作りが一番大切、とトレーニング法や日常の食べ物にも気を使っている。「ジュースも天然100%以外は飲まない。学校の栄養士さんに聞いたりして、食べ物ばかりでなくいろいろ勉強しています」。まさに心技体ともにプロ一直線だ。
中学軟式野球で北海道選抜にも選ばれ、台湾選手と力比べをし抑えで投げて貴重な経験も積んだ。「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」の先生から学んだ投球動作や体の使い方を今じっくりと頭の中で反すうしている。「まずはけがを治して、自分の長所を生かしたピッチャーの存在を確立したい」と、1日も早い全快を願い、新天地の高校野球を心待ちにしている。
(記者の目・中山武雄)感心しました。西田君の目標は漠然とした希望ではなく、「実現させる」という強い意思が伝わってくる。君なら大丈夫、必ず実現する。
羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック開業
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」が月21日、リハビリ専門の「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」(札幌市厚別区青葉町11丁目・南郷通り)を別敷地に新設、開業した。スポーツに特化した最新の運動機器が勢ぞろいし、外来のリハビリ患者専用のクリニックとして注目されている。
新設の「リハビリクリニック」は羊ヶ丘病院と連携し、質の高いリハビリを提供している。同クリニックは”本院”から10分内に移動できる近距離にあり、外来患者専用のクリニック。広々とした室内は、投球スペースや走行スペースもあり、スポーツに特化した最新機器が勢ぞろいしている。投球マウンドは、野球基準に沿った正式なもの。90人を超える知識・経験とも豊富な理学・作業療法士らがリハビリを担当し、障害治療・早期の競技復帰をサポートしている。
【受付・診療時間】
月~金 受付午前の部:7:00~12:00 午後の部:12:00~19:30分(土曜16:30)
診療午前の部:7:30~12:30 午後の部:13:30~20:00(土曜17:00)
休診日 日曜・祝日・年末年始
予約・問い合わせ ☎011-351-0881
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院