伏古わんぱく10年ぶりV!代表伏古、里塚
◆全道少年札幌支部(決勝トーナメント) ▽決勝 伏古わんぱくボーイズ11-1里塚イーグルス=(28日・美香保C球場)
28日、札幌市東区美香保C球場で準決勝2試合と決勝の3試合が行われた。決勝は、伏古わんぱくボーイズと里塚イーグルスの対戦。
伏古が里塚を11-1の六回コールドゲームで破り10年ぶり2度目の優勝を飾った。
10年前、初出場で初優勝は大会を大いに盛り上げた。
同チームは札幌支部代表として、7月31日から札幌市で行われる全道少年軟式野球大会へ出場する。
また決勝で敗れはしたものの開催地枠として出場する里塚は初出場で挑む。
◆決勝
伏古わんぱくボーイズ
202007=11
000010=1
里塚イーグルス
(六回コールドゲーム)
(伏)相澤-小林
(里)富樫-前田
▽本塁打:相澤
▽三塁打:村田(伏)
▽二塁打:相澤、佐藤大2(伏)、稲童丸(里)
◆準決勝
東グレートキングス
0000100=1
202002×=6
里塚イーグルス
(東)門間、伊藤、若松-伊藤、木田、門間
(里)稲童丸-前田
▽三塁打:稲童丸2、臼井(里)
▽二塁打:小山、伊藤(東)、前田、臼井、鈴木、飛田(里)
伏古わんぱくボーイズ
0200001=3
0000010=1
ニュースターズ
(伏)佐藤、山本-小林
(ニ)桐田-井原
▽本塁打:村田(伏)
伏古6回打者12人の猛攻
伏古は4-1とリードして迎えた6回、先頭の6番・村田尊軍(6年)の左中間を破る三塁打で好機、続く7番・黒田友哉(6年)が、死球で出塁。
さらに二走し、紅一点8番・佐藤美優が、三前にバントヒットで三走・村田を生還させ5点目。9番・古澤達也(6年)が、死球で無死満塁。
ここで1番・相澤晟名(6年)が、右越えの大飛球を放つと一気に本塁まで生還し、満塁ランニング本塁打となった。
続く3番・佐藤大哲(6年)、4番・小林凌輔(6年)、6番・村田尊軍(6年)が続き、敵失も絡めこの回、打者12人の猛攻で一挙7点を挙げ試合を決めた。
先発相澤は、低目にボールを集め里塚打線を、6回3安打1失点。与四球1と勝利に大きく貢献した「テンポよく投げることができ、今年一番のピッチング。全道では強いチームが沢山いるが、わんぱくの野球をやって勝ちたい」と意気込んだ。
工藤 彰監督代行(55)は「10年ぶりの出場。まず一勝を目指します」と顔をほころばせた。
全道では、準決勝で登板した制球力のある佐藤大投手を中心に、キャプテンで捕手・小林が、しっかりゲームをコントロールする。打力も一度火がつくと止まらない集中打は、迫力満点。10年ぶりに全道で暴れてみせる。
開催地枠から全道てんぺん目指す!
打線では、1番・稲童丸 司(6年)が、目立った。3回、5回と左線を抜く二塁打で好機をつくった。しかし後続が凡退。
5回、敵失の1点だけで、他は伏古の堅守に阻まれた。
守備では中堅・新山航世(5年)が、5回、6回と好捕で先発・富樫翔貴(6年)を助けた。
平目伸二監督(56)は「中々打てないので、エース稲童丸を軸に富樫、臼井、前田と投手起用がポイント」と全道大会を見据えた。
準決勝に投げたエース稲童丸は、およそ小学生離れした直球中心の球威あるボールを持ち味に代表を勝ち取った。
全道大会でも稲童丸を軸に投手を中心とした戦いが予想されるが、打力も一発を秘めた稲童丸、富樫、前田、臼井と中心。
下位からチャンスメイクできれば、切れ目のない打線が完成。投打がかみ合えば、初出場ながら開催地枠から全道てっぺんの夢がみえる!
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:札幌軟式野球連盟