優勝星置中、準V北辰中(札幌支部)
全日本少年札幌支部予選
6月29日・札幌美香保B球場
札幌支部は準決勝2試合と決勝の3試合が行われ、決勝は星置中が2-0で北辰中を下し札幌支部の代表権を獲得した。代表チームは8日までに申し込みを済ませ7月18日から釧路市で行われる第31回全日本少年軟式野球北海道大会へ出場する。星置中は四回表に二死2塁で四番池田の右越適時打で先制、続く五番佐藤も左前適時打で2点。投げては安田投手が粘り強いピッチングで2四球完封で、強打北辰打線を抑え優勝した。
星置中が北辰中に快勝し、優勝を飾った。立役者はエース安田。得意のスライダーを駆使して北辰打線から凡打の山を築いた。許した安打はわずか2本、2四球の見事なピッチングで完封した。
打線も安田の好投に応え1チャンスを生かした!
四回表、一死から2番佐々木が左前にチーム初ヒット。3番安田が犠打、二死二塁で4番池田が右越二塁適時打で先制。続く5番佐藤も左前適時打で、この回2点と先制した。安田投手は立ち上がりボール先行の厳しい立ち上がりの中、高低をうまく使い低目のボールで内野ゴロ、高目をフライを打たせた。尻上がりに持ち前のテンポ良いピッチングでコースをついたピッチングが光り、強打北辰打線を封じた。「安田のねばりのピッチングに尽きる。投手を中心に勝ち取った戦い」と選手を称えた星置中・猪俣監督。
▽敗れた北辰中・河西監督の話
「一人ひとりが自分の役割をプレーとして形で表現してくれた。敗れはしたが選手たちを誇りに思う」 とこれまでの戦いに胸を張った。
◆決勝
札幌市立星置中学校
0002000=2
0000000=0
札幌市立北辰中学校
(星)安田-渡辺
(北)中田-山下
▽二塁打:山本(北)、池田(星)
◆準決勝
札幌市立羊ヶ丘中学校
000000=0
103003=7
札幌市立星置中学校
(六回コールドゲーム)
(羊)宍戸、清水-中野
(星)佐藤-渡辺
札幌市立北陽中学校
3000010=4
0001004=5
札幌市立北辰中学校
(陽)成田-菅原
(辰)藤田、林-山下
【記者の目】
優勝した星置中は、投打の柱の活躍もあり準決勝・北陽中戦にサヨナラ勝利で快進撃で勝ち上がった北辰中相手に、選手一人ひとりのそつのないプレーが北辰中に隙を与えなかった。また敗れた北辰中の中田投手は、四回センターへフェンス直撃となる大飛球を放つ。少年野球は神奈川県川崎市で「木月三丁目野球部」でプレー。身長176cm体重80kgと恵まれた体格から投打の柱だ。今後も注目したい選手の一人。
(お知らせ)
今回取材した決勝から『熱球ナイン』8月号で日ハム連続写真レッスンより打撃編を安田選手(星置中)、投手編を中田投手(北辰中)で紹介する。お楽しみに!
協力:札幌軟式野球連盟