南・北海道大会!見所ウォッチ!
各支部の代表が出揃い、いよいよ夏の予選が7月18日に開幕。
代表決定戦は旭川と苫小牧しか観戦できなかったが、どちらも全校応援あり、お客さんの入りも多く全道大会の様相だった。
さて、今回は南大会の組合せを見ながら、一回戦の見所を勝手にチェック。
開幕日の7月18日、一試合目にいきなり「函大有斗-東海大四」が激突。
春の覇者である有斗の四番・野村選手は既に全国屈指のスラッガー。昨夏準優勝、今春の優勝投手である堤口投手も実績充分なサウスポーで、テンポ良くクロスファイアーが決まるようだと手のつけようがない。
一方の四高も、将来性豊かな森本、大井の二人は見応えありの好選手。特に森本選手は一発の期待度が高く、この夏に大暴れしてほしい選手の一人だ。
初日の二試合目も隠れた好カードといえる「恵庭北-苫小牧中央」。
この夏、じわじわと評価を上げてきた恵庭北・太田、苫中央・井筒の両エース。ともに厳しい予選を勝ち抜いてきただけに、見応えのある投手戦を期待したい。
二日目。
この日を見逃すと「年を越せない」とまで言いたくなるほど好カードが三試合続く。
一試合目は、「札幌南-北海道栄」。春の全道では2-1で栄が勝利しているが、札南の大間投手も調子が良く、打線の調子も上がってきており優勝候補の一角であることは間違いない。
一方の栄も、春は有斗に敗れはしたが、ここ1~2年先まで見ても道内NO.1サウスポーといえる絶対的エース若林が絶好調だ。春の駒苫戦での「13回17K完投」が示すように三振を奪い続けるメンタルとスタミナ、また制球の良さも文句のつけようがない。打線も例年より得点力があり、優勝候補の大本命といえる。
この日の二試合目は「札幌光星-札幌第一」の札幌私学ダービー。
ともにマンモス校の意地をかけた勝負になりそうだ。
特に一高は、中学時代から名の知れた選手が多く、どのような成長を見せてくれるのかも楽しみで、これもまた高校野球観戦の醍醐味の一つ。
そして三試合目は「北照-駒大苫小牧」。過去に甲子園をかけ壮絶な戦いを演じた両校。今年もまたレベルの高い好ゲームに期待。特に今年は、大野、小林を筆頭に強力打線の北照vs駒苫の甲乙つけがたい三人の好投手の激突とみた。
ざっと一回戦の見所を挙げてはみたが、夏は全てのゲームにドラマがあり感動を呼ぶもの。
暑い暑い気温に負けない好勝負を今年も期待します。
では、皆さん、円山で!!
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日高ベースボールスクール 代表