札幌真駒内、初の決勝進出! 札幌新琴似よもやの涙

準決勝に勝利した札幌真駒内=6月、札幌麻生球場
◆第46回日本選手権北海道大会 兼 第29回道新スポーツ杯夏季全道大会
▽準決勝 札幌真駒内リトルシニア7-0札幌新琴似リトルシニア=(16日・札幌麻生球場)
中島六回参考ノーヒット0封!
中学硬式野球のリトルシニアは16日、札幌麻生球場で準決勝2試合が行われ、準決勝で札幌真駒内リトルシニアと札幌新琴似リトルシニアが対戦、札幌真駒内先発・中島啓太投手(3年・北野リトルメッツ出身)が、強打の札幌新琴似打線を相手に六回参考のノーヒットピッチングで0封の快投。初の決勝へ導いた。準決勝で敗れた札幌新琴似は8月7日から福島県会津で行われる東日本大会へ出場する。
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<2018春>札幌真駒内リトルシニアベンチ入りメンバーはコチラ
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◆準決勝
札幌新琴似シニア
000000=0
000052=7
札幌真駒内シニア
(六回コールドゲーム)
(新)帯川-川口
(真)中島-梶
▽本塁打:前田(真)
▽二塁打:梶、富樫、宮川、齋藤(真)
札幌真駒内、五回集中打で一挙5点
札幌真駒内は0-0で迎えた五回、先頭の8番・梶 駿介内野手(3年・北野パワーズ出身)、9番・富樫翔貴捕手(3年・里塚イーグルス出身)、1番・宮川将大外野手(3年・大谷地東ドリームス出身)の3連打で2点を奪うと一死一、三塁から4番・前田 空内野手(3年・里塚イーグルス出身)が、右中間スタンドへ3ラン本塁打を放ち一挙5点を奪った。
続く六回にも敵失に乗じて二死二塁から2番・齊藤大駆(2年・カッパーズ出身)が、センターオーバーとなるタイムリー二塁打で加点。
さらに3番・中島がレフト戦を破るタイムリーでよもやの7-0で大会規定となる六回コールドゲームで決着がついた。
投げては中島投手が、キレのあるストレートとカーブとスライダーを織り交ぜ本塁を踏ませない見事なピッチングを披露してみせた。
久保田八十夫監督は「中島は今年最高のピッチングを見せてくれた」と満点の評価を下した。同チームはこの勝利で日本選手権大会は2002年以来となる16年ぶり2度目の出場となった。
帯川五回、突如痛打浴び涙
札幌新琴似先発・帯川翔宇投手(3年・羊ヶ丘ブルースターズ出身)は、内外をつく強気のピッチングをみせ四回まで強打・札幌真駒内打線を2安打に抑え中島とともに投手戦を展開していた。しかし五回、高めに浮き始めたボールを真駒内打線に痛打されよもやの大量失点で涙した。打線も悔しいノーヒットに終わった。
<注目選手>
札幌真駒内・中島投手は投打の活躍でチーム初の決勝進出に導いた。
また同チーム2年生ながら4番を打つ前田選手は特大ホームランを放つなど長打に加え大舞台にめっぽう強い勝負強さも兼ね備えている。
札幌新琴似・帯川投手は7失点するも伸びのあるストレートを武器に四回までのピッチングは見事。今後は精神面、体力面をさらに強化しスケールアップした帯川投手に期待したい。
協力:財)日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟