4強入り、訓子府旋風起こす!

あすも飛躍を誓う訓子府KL球友=5日、札幌麻生球場
第36回ホクレン旗争奪北海道少年軟式野球選手権大会(北海道少年軟式野球連盟、北海道文化放送、道新スポーツ/主催)は5日、札幌市麻生球場で準々決勝4試合が行われ、室蘭港北クラウン(胆振)、訓子府KL球友(網走)、北陽レッドイーグルス(石狩)、新十津川ホワイトベアーズ(空知)がベスト4進出を決めた。6日には準決勝、決勝が同球場で行われる。
訓子府KL球友は、最後まで粘る潮見ジュニア(渡島)を振り切りベスト4進出!

ベスト4進出に喜ぶ松田バッテリー
初回にツーランスクイズで2点を奪った訓子府は、身長145㎝の小さな左腕エース・松田知樹投手(6年)が、全道ベスト4入りを手繰り寄せた。三塁まで3度走者を背負う場面も、強気のピッチングで淡々と従弟(いとこ)で気心の知れた松田収司捕手(5年)のミット目掛けて投げ込んだ。「打たれてもいいから思い切り投げることだけ考えていた」と大舞台も物ともせず強心臓ぶりを発揮。宮田慶貴監督代行(35)は「札幌に来てから選手が上手くなってきている。1チャンスを見事に生かしてくれた」と選手たちの成長を認めた。準決勝に向けて「力は十分試合で発揮している。明日は楽しんでやるだけ」とキッパリ。
訓子府KL球友
KLとは訓子府リトルの略。同チームは大会1日目4日、1回戦で猿払村アタッカーズ(宗谷)を3-0、2回戦で岩見沢東ブラックベアーズ(空知)を2-1で競り勝ち。大会2日目5日、強豪・東札幌ジャイアンツ(石狩)に競り勝った潮見ジュニア(渡島)を2-1で下し、4強入りを果たした。左腕エースの松田知投手の持ち味は「ピンチの時でも強気で投げれる」と力強かった。また従弟バッテリーの息の合ったピッチングも注目だ。明日は強力打線の室蘭港北クラウンが相手、まだまだ訓子府旋風吹かせて見せる!

訓子府KL球友ナイン