旭川北稜・唐川、投打の活躍で乱打戦制す!

見事なピッチングを見せた唐川=23日付、札幌麻生
◆第45回秋季全道大会新人戦 リーグ戦・Aブロック 旭川北稜球団14-9札幌中央シニア=(23日・札幌麻生球場)
中学硬式野球リトルシニアの秋季全道大会が23日、札幌麻生球場を含む3会場で9試合を行った。
札幌麻生球場第3試合で行われた旭川北稜と札幌中央の試合は、旭川北稜・唐川侑大投手(2年・新富野球少年団出身)の投打の活躍で14-9の乱打戦を制しここまでリーグ戦無傷の4連勝。
同チームはこの勝利で決勝トーナメント進出を確実とした。残り小樽戦を29日、残すのみとなった。
富田健二監督は「守備では全員が一球に集中し、攻撃では1~9番まで隙の無い攻撃を目指したい」と決勝トーナメントに向けさらに士気を高め全国選抜大会を目指す!
<注目選手>唐川、投打で圧巻の活躍!

笑顔をダイヤモンド一周する唐川
旭川北稜は9-5と4点リードで迎えた四回、この回から先発・山保亮太(2年・西御料地ファイターズ出身)から川田 陸投手(2年・大有野球クラブ出身)へリリーフ。
しかし札幌中央打線の勢いを止めることができず4失点で9-9の同点。尚も無死二塁のピンチでこの試合3番手投手として登板した唐川が、3人で抑え札幌中央の勢いを止めた。
その後も自慢のストレート軸に七回までノーヒットピッチングを披露して見せた。試合後、唐川は「背番号1番を付けている自分がしっかり抑えてやろう」とマウンドに上がった。
9-9の同点となった旭川北稜は六回、一死から4番・唐川が思い切り振り抜いた打球がぐんぐんと勢いを増しセンターバックスクリーン直撃弾となる公式戦自身初ホームランでチームに勢いをもたらした。
続く5番・眞岩夏野(2年・緑ヶ丘グリーンボーイズ出身)、7番・近藤伶音(2年・永山西クラブ出身)らの三塁打など打者10人で長単合わせて5安打を浴びせ一挙5点を奪い試合を決めた。
▽ホームラン談話
「外のまっすぐを狙っていました。最初、センターフライかと思ったが伸びてくれた」と笑顔を見せた。
札幌中央、一時同点とするも涙
札幌中央は四回、先頭の1番・木村滉貴(2年・稲穂ホークス出身)がレフト前、続く2者連続四球で無死満塁から4番・佐々木 颯(1年・新琴似パワーズ出身)が、左中間を破る走者一掃となる3点タイムリー二塁打で1点差と迫ると5番・谷口皓星(2年・福井キングタイガース出身)が、ライト前へ同点タイムリーを放ち一時は9-9の同点とした。
投げては二回以降2番手で登板した森田凌空(2年・緑丘ホーマーズ出身)が、ゲームを作ったが疲れが見えてきた六回に旭川北稜打線につかまってしまった。
また1年生ながら登板した金山紘大投手(1年・屯田ベアーズ)は、六回二死から登板し七回も強打・旭川北稜打線を無得点に抑えるなど収穫があった。
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