夢はプロ、北野リトルメッツの金子君
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩5分の利便さと高度な医療技術を提供し、地域医療の拠点になっている「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)。
今年3月には外来専門の「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」(同区青葉町11丁目)を増設し、急増する患者に対応している。
当サイト・シリーズ、けがで同クリニックに通院し、リハビリ治療に頑張る少年少女らを紹介する今回の「院内で見つけたアスリート」は、小学3年の野球少年、札幌・北野リトルメッツの金子球夢君(きゅうむ=外野手、9歳)に登場してもらった。
金子君は今年6月に右肩(肩甲骨)を痛め、2か月のリハビリ治療を受けて順調に回復、完治する日を心待ちにし「また、思い切り野球ができる」と張り切っている。
▽金子 球夢(3年、札幌・北野リトルメッツ=131センチ、28キロ、外野手)札幌・北野リトルメッツ
野球大好きな金子君。
北野リトルメッツに入団したのも自身で選んだ。2年生の時、「ちびっこ野球」に母親と一緒に行って、野球の楽しさを知って大好きになった。
野球を始めてまだ2年だが、これまで大きなけがはなかったので今回の肩の痛みはちょっとびっくりし、不安もよぎった。
「6月に練習が終わって肩が痛み出し、投げられない状態になったので不安になりました」と金子君。両親に相談し、少し様子見をしてから評判のいい「羊ヶ丘病院」で治療を受けることになった。
2か月の治療、リハビリの結果、今ではほぼ完治するところまで回復した。
「腕の振り方、ひじの使い方などリハビリの先生に、ものすごく教えてもらいました」。
シャドーピッチングをしてみて本人もびっくりの効果が表れ、「これまでの投球とは違う」と実感する。
けがをする前は、ボールをがむしゃらに強く投げることが、いいことだと思い込んでいた。
それをリハビリの先生に指摘され、投げ方が大きく変わったのだ。
自分でもよく理解して投げられるようになった-と明るい表情で話す。
夢はプロ野球選手。チームの練習以外で自宅でもしっかりやっている。
金子君の持ち味は「人に言われる前に自分から進んでする」。
想定しながらダイビングキャッチやフォーメーションを工夫して、自分なりのメニューでほぼ毎日行っている。
夢はでっかく、それにこたえるために精一杯の努力をしようと頑張っている姿が伝わってきた。
(記者の目・中山武雄)
目標は「プロ野球選手です」。
即、はっきりと答えてくれた。うれしいですね。
小学3年生で確たる目標を持って、明言できることは素晴らしいことです。
夢は大きければ大きいほどいいことです。
外来患者専用のリハビリ施設を開業
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)が今年3月に外来患者専用のリハビリ施設「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」を同区青葉町11丁目に開業し、スムーズな治療運営を目指してスタートした。
施設内には野球規準に適合したリハビリ用の投球マウンドや最新のスポーツ鍛錬器具などをそろえ、患者のリハビリをサポートしている。
理事長の岡村健司医師は肩関節鏡視下手術7000例を超える実績を誇り全国トップクラス。
当ストライク・サイトで連載した「野球肩って何?」(バックナンバー)は野球を始める少年少女や父母らの人気コーナーになった。
また、リハビリを担当する理学療法士・作業療法士は90人を超えるスタッフが対応、その大半が学生時代には野球、サッカー、スキー、テニス、バレーボールなどのアスリート経験者で、患者の気持ちをよく理解し、ある時は良き相談者になって患者の心の支えになっている。
【受付・診療時間】
♦月~金 受付午前の部:7:00~12:00 午後の部:12:00~19:30(土曜16:30)
♦診療午前の部:7:30~12:30 午後の部13:30~20:00(土曜17:00)
♦休診日:日曜・祝日・年末年始
【予約・問い合わせ】
羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック ☎011-351-0881
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院