「野球は最高に面白い!札幌国際大の石川君
地域医療の拠点になっている「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)が3月21日から外来のリハビリ専用の「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」を近隣に新設、開業した。野球基準に適合したリハビリ野球マウンドもあり、患者にとっては安心した精神状態の中で早期復帰を目指せる。そんな新装なった同クリニックでリハビリに励む「院内で見つけたアスリート」は、札幌国際大学硬式野球部1年の石川航大君。中学から捕手をしており、高3の昨年春に右肩炎症に悩まされながらも騙しだまし練習、試合を続けてきたが良くならず、大学進学を機に完全に治そうと羊ヶ丘病院にやってきた。「早くボールが投げられるようになり、新スタートを切りたい」と、リハビリにも力が入る。
▽石川 航大(札幌国際大学1年=捕手、170センチ、59キロ)発寒グリーンホークス-発寒中軟式野球部-札手稲高硬式野球部-札幌国際大学硬式野球部
父親が野球をやっていた影響で小学3年から始めた。中学から捕手に専念し高校、大学へと捕手を希望している。「捕手はチームの中でただ一人、みんな(8人の選手)と向き合ってプレーする!そんな姿が格好いいと憧れていた」と、捕手を選んだ理由を話す石川君。相手ベンチの動き、自陣のベンチにも目を配り作戦を練るところが面白味があり、大好きだと言う。
けがをしたのは高3の昨年春。シーズン始めの肩のけが発症だったので、痛み、違和感を抑えて練習、試合を続けた結果、悪化してしまった。他の病院で治療を受けたが半年たっても良くならず、父親の勧めで羊ヶ丘病院に通うことにした。今年月、遅すぎた受診だったが、今は順調にリハビリも進み1か月ぐらいで完治する見通しが立ち、ホッと胸をなでおろしている。「これほど大きなリハビリ治療を受けるのは初めて。早く治して大学野球で頑張りたい」と、気持ちを切り替えながらシーズン復帰を目指している。
「野球に関しては一番勉強しているつもりです」、捕手らしいデータを重視して知識を蓄えている。高2で遠投75メートル、二塁間送球ベスト2秒という強肩ぶりのポテンシャルに期待が膨らむ石川君。教員免許、トレーナー資格を取って、将来は野球の指導者にも夢は膨らんでいる。
(記者の目・中山武雄)「野球はツーアウトから逆転できるスポーツ。だから面白いんです」と話す石川君の笑顔を見ていると、野球を心底から愛していることが伝わってくる。好きこそ物の上手なれ・・・楽しんでやることが一番大切だと思います。
羊ヶ丘病院付属リハビリクリニックが開業
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目=岡村健司理事長、倉秀治病院長)が3月21日、リハビリ専門の「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」を同区青葉町11丁目に新設、開業した。スポーツに特化した最新の運動機器が勢ぞろいし、外来のリハビリ専用のクリニックとして注目されている。
新設の「リハビリクリニック」は羊ヶ丘病院と連携し、質の高いリハビリを提供している。新設地も羊ヶ丘病院から車で10分以内に移動できる近距離にあり、外来患者専用のクリニック。広々とした室内には野球基準に沿った本格的なマウンドや走行スペースも十分にとっている。
【受付・診療時間】
月~金 受付午前の部:7:00~12:00 午後の部:12:00~19:30(土曜16:30)
診療午前の部:7:30~12:30 午後の部:13:30~20:00(土曜17:00)
休診日 日曜・祝日・年末年始
予約・問い合わせ ☎011-351-0881
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院