石山アトムズ、春二連覇V2
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第39回少年軟式野球札幌選抜大会(札幌市少年軟式野球連盟、毎日新聞社/主催)の準決勝2試合と決勝が5日、札幌市北区の太陽球場で行われ、決勝は石山アトムズ少年団(南区)が中南イーグルス(中央区)に10-2で勝ち、大会初の二年連続春連覇、2度目の優勝を果たした。最優秀選手賞は石山アトムズの鳴海健臣投手が受賞した。3位には準決勝で惜しくも涙した西岡ボルテージ(豊平区)と札苗スターズ(東区)が銅メダルを手にした。
◆決勝(5日・太陽球場A)
石山アトムズ少年団(南区)
010324=10
000200=2
中南イーグルス(中央区)
(六回コールドゲーム)
(石)鳴海-島津
(中)佐藤宙-大屋
▽本塁打:鳴海(石)、佐藤宙(中)
▽三塁打:橋本(石)
◆準決勝(太陽球場A)
札苗スターズ(東区)
100010=2
02002×=4
中南イーグルス(中央区)
(六回時間切れ)
(札)松平、田中-河村
(中)佐藤-大屋
▽二塁打:大屋(中)
(太陽球場B)
西岡ボルテージ(豊平区)
0000013=4
011003×=5
石山アトムズ少年団(南区)
(西)岡部-仙島
(石)上林-島津
▽三塁打:岡部(西)、鳴海(石)
▽二塁打:志村2、西田、四條(西)
鳴海、推定飛距離90M特大弾放つ!
石山は四回終わって4‐2と2点リードから五回、先頭の3番・鳴海健臣(6年)が初球をたたき、ライトへの大きな打球はフェンスをはるかに越え隣のC球場の三塁側ベンチ屋根に落下。推定飛距離90mとも言える大ホームランで加点した。さらに8番・山口将輝(5年)の適時打などでこの回2点と突き放す。続く六回にも攻撃の手を緩めず先頭の1番・古川 将(5年)、大澤志登(5年)と連打が続くと3番・鳴海、6番・橋本大樹(5年)らの適時打で一挙4点と試合を決めた。成田耕一監督は「健臣のあのホームランの飛距離はやばい!あの一発でチームの士気も上がった」と驚きを隠せない。小学生レベルでは未だ見たことの無い打球と飛距離。今季すでに7本目の本塁打は、青天井の成長カーブを見せる。頼もしすぎるほどの不敗神話は継続している。また下位打線の活躍も目を見張る!6番・橋本大樹(5年)、7番・島津優人(5年)、8番・山口将輝(5年)らはともに2安打と存在感を見せた。成田監督も「5年生が良く打った」と成長を称えた。すでに春夏連続へ期待も膨らむ!
中南、四回に意地見せる!
中南は四回、二死二塁から4番・佐藤宙天(6年)のライトオーバーとなるランニング本塁打で2点返し中南ベンチはこの試合一番の盛り上がりを見せる。しかし五回に一死三塁と得点圏に走者を進めるも後続が断たれ無得点に終わった。最終回となった六回も三者凡退で涙した。この戦いには伏線があった。それは昨春の札幌選抜大会・2回戦で対戦。両チームの投げ合いで七回終わって0‐0。八回から促進ゲームに入り先行の石山が5点先制。裏の中南が1点に終わり涙をのんだゲームだ。大会前から西 政巳監督(68)は「なんとか勝ち上がり決勝で再戦したい」と話していた。今回の石山は鳴海、上林颯良投手(6年)の二枚看板で勝ち上がってきた。中南は佐藤宙投手が準決勝、決勝と投げた。中盤以降、味方のミスからピンチをまねき疲れが見えてきたところで痛打を浴びた。攻撃の軸、小川陸斗(6年)もケガで欠いた。この悔しさはベンチも選手も忘れない。今夏、春とはまた違う色を加えて再び頂点に挑戦してほしい。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
【表彰選手】
◆最優秀選手賞:鳴海健臣(石山アトムズ少年団)
◆優秀選手賞:佐藤宙天(中南イーグルス)
◆敢闘賞:岡部 頼(西岡ボルテージ)
◆敢闘賞:松平悠杜(札苗スターズ)
協力:札幌市少年軟式野球連盟
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