北海道リーグ戦、札幌手稲が投打で圧倒
4日、札幌スタジアムで第26回春季北海道リーグ戦(日本少年野球連盟北海道支部/主催)3試合行われた。3試合目の札幌手稲ボーイズと札幌北広島ボーイズの戦いは、札幌手稲が投打に勝り8-1の五回コールドゲームで札幌北広島を下した。
この試合に勝利した札幌手稲は残り1試合残すもリーグ戦2位が決まり18日から始まる北海道選手権大会(全国大会予選)に照準を合わせる。
◆春季リーグ戦(4日・札幌スタジアム)
札幌北広島
00001=1
00251=8
札幌手稲
(五回コールドゲーム)
(北)高橋、小林-紺野、榎本、増川
(手)平山、仲村-向平拳
▽三塁打:藤柳(手)
▽二塁打:遠藤(北)、藤柳、山口、平山、仲村(手)
札幌手稲、投打ガッチリ噛み合う!
三回一死から2番・遠藤 樹(3年・銭函ボーイズ出身)の四球を足がかりに3番・平山太陽(3年・緑苑台ファイターズジュニア出身)が、右前打で好機を広げ一死一、二塁。
続く4番・向平拳斗(3年・金山ファイターズ出身)が、中前適時打で二走・遠藤が生還。敵失も絡め一気に一走の平山もホームに帰り2点。
結果これが決勝点となった。
四回には先頭の7番・山口雄大(3年・西琴似パンダーズ出身)が、左越二塁打で好機。続く8番・藤柳佑斗(3年・手稲山口メッツ出身)が、左越えとなる適時三塁打で加点。
さらに3番・平山の適時打などで一挙5点を奪いリードを大きく広げた。
五回にも加点。投げては先発・平山が、五回二死まで被安打1の完璧な投球を見せた。
代わって登板した仲村学人(3年・米里バファローズ出身)が、1失点するも8‐1で勝利。有澤賢持監督(66)は「ピッチャーが頑張ってくれた。
チームの状態は上がってきている。来週予定している旭川道北さんとの最終戦では春、負けているだけにしっかりリベンジしたい」と意気込んだ。
札幌北広島、選手権北海道予選に懸ける!
1試合目の札幌石狩ボーイズを10‐3で下し、この日2試合目となった札幌北広島ボーイズは、札幌手稲に1‐8と悔し涙に終わった。
コールドゲームの懸かった五回表、意地を見せる。二死から代打・榎本大夢(3年・白石リトル硬式出身)が、右前打と敵失で二塁と次につなげた。
続く9番・遠藤駿斗(3年・恵み野ロイヤルズ出身)が、期待に応え右越適時二塁打で二走・榎本が一気に生還し1点。
札幌北広島ベンチこの試合一番の盛り上がりを見せた。
山田 徹監督(57)は「思うような戦いが出来なかったリーグ戦だが、北海道選手権まであと2週間。
一発勝負のトーナメントで投手を中心にしっかり調整して挑みたい」と北海道選手権大会を見据えた。
~北海道選手権大会(全国大会予選)に向けて~
札幌手稲・平山投手
「一発勝負のトーナメント戦、気を引き締めて一回戦から全力で挑む」と意気込んだ。
札幌手稲・向平捕手
「この大会が最後なので全力で挑む」と力を込める。
札幌手稲・藤柳選手
「チームのために一本打ちたい」と白い歯を見せた。
協力:(公財)日本少年野球連盟 北海道支部