【中学クラブチーム訪問】札幌大谷シニア編
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10月23日、札幌市東区中沼にある札幌大谷中学硬式野球部を訪問した。同チームは今シーズン、春の全国選抜大会・全国8強。夏の日本選手権大会出場と飛躍の年となった。有賀良太監督(31)は「高校では、甲子園に向けてしっかり頑張ってもらいたい」とエールを送った。新チームは先輩の活躍に触発され挑んだ秋季新人戦だったが、2勝2敗でAブロック4位に終わった。主将・久保山耀喜(2年)は「秋の悔しさを忘れず夏の日本選手権を目指します」と意気込んだ。
チーム訪問は、今年もチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
【選手】
2年:8人 1年:14人
【動画】コチラ冬季練習①冬季練習②冬季練習③キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
秋季新人・リーグ戦では2勝2敗の成績。リーグ4位で決勝トーナメント進出を決めることは叶わなかった。初戦の苫小牧西戦では五回まで5-1とリードするも六回に大逆転を許してしまった。有賀監督は「初戦に勝っていれば自信にも勢いに乗れたのでは」と悔しがった。新チームの課題は体力面、技術面、精神面の3要素すべてレベルアップが必要だと言い切る。今年の3年生34人に対し、2年生は8人と選手層の手薄は否めない。しかし選手が少ない分、一人ひとりに課す練習量は格段に上がる。また1年生14人の存在も大きく。下からの突き上げで春のベンチ入りが大幅に入れ替わることも考えられる。競争をあおることでこれまでレギュラーだった選手たちに危機感を抱かせ、チーム全体の活性化を図る狙いだ。今シーズン3年生が見せた活躍は新チームにとって憧れであり明確な目標となった。春からの飛躍に期待したい!
投手3人、打者3人の名前が挙がった!
投手では3人の名前が挙がった。秋季新人戦からエースナンバー1を背負った、右腕・三好烈央投手(2年・篠路ブラックジャガーズ出身)は、球威が持ち味。課題は制球力アップと明確。続く右腕・竹嶋 亮(2年・中標津ホルスタイン出身)は、バランスの良さを買われ秋の登板機会を掴んだ。課題はすべてにレベルアップ。3人目は將田明基(1年・北野リトルメッツ出身)は、まだ1年生ながら恵まれた体格を生かしすでに本格派右腕。課題はさらなる球威と制球力アップだ。攻撃陣でも3人の名前が挙がった、一人目は生方康之郎(2年・東ハリケーン出身)。1学年上の兄・崇太郎(3年)譲りのパンチ力は群を抜き、秋は四番を任された左打者。二人目は捕手の富川温登(2年・北野パワーズ出身)。パンチ力と広角に打ち分けるバットコントロールを兼ね備えるは五番打者。勝負どころで期待したい。最後にスピード感のある攻撃でチームに勢いをつける1番・澤田竜登(2年・ウインズ出身)がチャンスメイクを作ってみせる。
◎有賀監督が印象深い試合と挙げた、秋季全道大会・苫小牧西戦
◆第42回秋季全道新人戦大会 兼 第32回麻生自動車学校杯全道大会
(9月3日・札幌大谷グラウンド)
▽Aブロック
札幌大谷
1022000=5
000016x=7
苫小牧西
(札)三好、大野、政田―富川
(苫)印南―小山
▽本塁打:小山(苫)
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆~強い気持ち~「努力」主将・久保山耀喜(2年・千歳北栄フェリックス出身)
「まだキャプテンとして役割を果たしていない。勝つために!先輩たちを超えるために!まだまだ努力が足りない」と力を込めた。印象深い試合は「新人戦の小樽戦、2-3と敗れた試合。この試合、最後の打者となりセカンドゴロに打ち取られ敗れた。来シーズンは一つずつ勝ち上がり、日本選手権出場を目指します」と前を向いた。秋季新人戦ではでは3番.遊撃手としてチームをけん引。右投・左打。身長160cm、体重53kg。
◆「勝負強いバッティング」生方康之郎(2年・東ハリケーン出身)
「勝負を決める場面、四番に打席が回ってくることが多い。しっかりと自分のバッティングで結果を出したい」と意気込んだ。印象深い試合は「理事長杯3回戦・札幌豊平東戦。初回、二死二、三塁とチャンスの場面で打席が回ってきたが、打てなくて悔しい思いをした。この試合で野球に対する意識が変わった」と地に足をつけた。4番ライトで存在感を見せる。左投・左打。身長170cm、体重64㎏。
◆「自信&希望」三好烈央(2年・篠路ブラックジャガーズ出身)
「エースとして自信はまだ無く、課題はスタミナと狙ったところに投げ分けるコントロールを掴みたい。この冬のトレーニングでしっかりと希望を持てるようしたい。夏の日本選手権で優勝を目指す」と力を込めた。印象深い試合は「理事長杯2回戦・札幌円山戦で6-4と勝利した試合。投手としては未熟だったが、周りに助けられ試合に勝つことができた」と笑顔を見せた。真のエースを掴んでみせる。右投・右打。身長170cm、体重64㎏。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:札幌大谷学園