【チーム訪問】恵庭リトルシニア
11日、グラウンドと室内練習場の専用施設が隣接する恵庭リトルシニアを訪問。
恵庭市にある抜群な練習環境で、選手たちは終日汗を流した。
同チームは平成15年に創部し、5年前よりヘッドコーチとしてチームを支えた渡邊 匠氏(46)が、今シーズンから新監督としてチームをけん引する。
昨年の新人戦ではブロック予選2位で決勝トーナメント進出。しかし初戦・苫小牧西リトルシニアと対戦し、4-7と涙した。新人戦の悔しさを晴らすため、開幕スタートダッシュを目指す。
チーム訪問は、今シーズンからチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
【選手】
2年:11人 1年:16人 1年:10人
最大の武器“チームワーク”で挑む!
新チームは「図抜けた選手は居ないが、チームワークで他のチームと対戦できるようチーム作りを進めている」と渡邊監督。
主将の小向雄大(2年・柏ホエールズ出身)は、元気よく率先してチームをまとめるリーダーシップの持ち主。
小柄ながらグラブさばきも巧みで打撃でもミート力が持ち味だ。
またチームのキーマンとも言える大黒愁斗(2年・和光ライオンズ出身)は、新人戦では1番・遊撃手として活躍した。
俊足・強肩でパワーも兼ね備える。3番・太田 歩(2年・和光ライオンズ出身)は、軸がぶれない打撃フォームで、広角に打ち分けアベレージも残す。
走攻守バランスのとれた選手だ。
さらに投手としても身体の使い方が上手く、右腕からストレートと変化球のキレで打者を打ち取る。
4番・右翼手の伊藤 蓮(2年・若草タイガース出身)は、1年時から柵越えを放つなどパワーが持ち味。
ツボに入った時の飛距離は圧巻で、楽しみな選手の一人。捕手・斉藤竜馬(2年・柏ホエールズ出身)は、入団時からの成長株の一人。
パンチ力が有り、声もよく出てフットワークも良い。春から投手陣を引っ張る。
~春から“恵庭旋風“を吹かせてみせる~
札幌大谷戦、あと一歩にも充実感
実力、体格差と図抜けていた札幌大谷を相手に、気後れせず最後まで気持ちを切らすことなく選手たちは戦い終えた。
特に1番・大黒が右中間、左中間とそれぞれ三塁打2本と活躍し、ベンチは沸いた。
投げてはエース・太田が、七回フルイニングを投げ切りベストを尽くした。渡邊監督は「このチームでこの戦いが出来るとは、チームとしては力を出し切れた」と強豪チーム相手にハートで挑み成長した選手たちを称えた。
◆秋季新人戦・予選リーグ
8月30日(日)
◇Eブロック
恵庭
1000000=1
010101x=3
札幌大谷
(恵) 太田―斉藤
(札)西原、和田―飯田
また同チームの練習環境も素晴らしく、グラウンドは全面土のフルサイズ。室内練習場は、2ヶ所有り。
守備練習、打撃練習、バッテリーの投げ込みなど多種多様な練習が可能だ。
また取材時のグラウンドではクロスカントリースキーで足腰を鍛えるなど充実した練習で、選手たちは日々成長を遂げているという。
激戦区・Eブロック
新人戦では激戦区・Eブロックを2勝2敗で終えると、同チームと札幌南シニア、札幌西シニアの3チームがともに同率で並んだ。
一番失点率の低い恵庭が2位で決勝トーナメント進出。また全勝で勝ち上がった札幌大谷シニアは、あとに全道3位の活躍。
さらに全ブロックの3位チームによるワイルドカードで勝ち上がった札幌南は、全道初優勝を決めるなど躍進が際立った。
【3、4月予定】
3月下旬:白老遠征(1泊2日)
4月2日:新入団式
4月上旬:日高遠征(練習試合:日高シニア)
17日:練習試合・札幌中央シニア・札幌西シニア
23日:練習試合・小樽シニア
29日:開幕
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中にいる自分は何をするべきかを問いた。
また今シーズンで印象深い試合についても挙げてもらった。
◆「全力」主将・小向雄大(2年・柏ホエールズ出身)
「試合で全力を出し切るには、練習から全力でやらないと出せない」と力を込めた。
印象深い試合は「決勝トーナメント・苫小牧西戦。雨天の為、開始時間が遅れ集中力が切れた。
気持ちの部分が足りなかった」と悔やんだ。課題は「まだまだ一体感が足りない。
アップの時から声が出ていない人がいる」と理想は高い。新人戦では2番・二塁手として活躍。身長160cm、体重47kg。
◆「協力」太田 歩(2年・和光ライオンズ出身)
「苦しい時はみんなで協力して、勝ち上がっていきたい」とチーム一丸を強調した。
印象深い試合は「決勝トーナメント・苫小牧西戦。先発登板したが、四死球など出し自分が崩れ試合に敗れた。
次こそは!」と悔しさを忘れずリベンジを誓った。新人戦では3、5番・投手としてチームをけん引した。
◆「強気」斉藤竜馬(2年・柏ホエールズ出身)
「試合でも捕手がチームを引っ張っていくと良いチームになると思う。
強気でチームを引っ張る」と力強かった。印象深い試合は「秋季リーグ戦・札幌大谷戦。試合に負けんたんですが、楽しめた。
次は勝てそうなので早く再戦したい」と春からの札幌大谷戦を熱望した。
【お問合わせ】
事務局 石川 090-8706-9469
協力:恵庭リトルシニア