鉄東スワローズ、投手戦制し2年ぶり本大会出場
◆札幌市長杯争奪少年軟式野球大会
▽Eブロック決勝 鉄東スワローズ(東区)3‐1緑ヶ丘パワーズ(南区)=(11日・東区少年野球場)
札幌市長杯争奪少年軟式野球大会Eブロック予選・第3日は11日、東区少年野球場でブロック準決勝2試合と決勝を行った。ブロック決勝は鉄東スワローズ(東区)が3‐1で緑ヶ丘パワーズ(南区)との投手戦を制し、2年ぶり4度目の本大会出場を決めた。代表16チームによる札幌秋のナンバー1を決める札幌市長杯は10月1日開幕する。
◆Eブロック決勝(11日・東区少年野球場)
緑ヶ丘パワーズ(南区)
0001000=1
000210×=3
鉄東スワローズ(東区)
(緑)前川‐佐藤建
(鉄)森‐安立
▽三塁打:森(鉄)
緊迫の投手戦、鉄東・森投手が投打で活躍 緑ヶ丘に3‐1
鉄東スワローズは投手戦の末、3-1で緑ヶ丘パワーズを下し、2年ぶり4度目となる札幌市長杯本大会出場権を手にした。鉄東・先発森 寛斗投手(6年)と緑ヶ丘・先発藤川真生投手(6年)の投げ合いは、三回までスコアボードに0を並べるも四回、試合が動いた。先攻めの緑ヶ丘に1点先制され、1点を追う鉄東の攻撃は、先頭の3番・池田悠矢(6年)が、四球と二盗で無死二塁から4番・森が左前でつなぎ一、三塁。この場面、焦りからか緑ヶ丘・藤川投手がよもやのボークで同点とし、一気に逆転の機運を高めた。無死二塁から6番・小林和真(6年)が、投前のセーフティーバントで、二走・森が一気に本塁まで駆け抜け勝ち越し点を奪った。さらに五回、二死から4番・森が左越三塁打と中継が乱れる間、一気に本塁をつき3点目を挙げ突き放した。
ポイントとなったのは四回。渡辺昌司監督(60)は「小林がサード前に上手く転がしてくれた、二走がキャプテン(森)だったので、阿吽(あうん)の呼吸であの場面、本塁をついてくれると思った」と選手の活躍に目を細めた。本大会では「なんとか初戦突破を目指します」と次大会を見据えた。白星を手にした森 投手(6年)は「ストレートの調子が良かったが、なによりみんなで代表が獲れたことがうれしい。本大会でも全力で挑み、一つでも多く勝ちたい」と意気込んだ。
緑ヶ丘、あと一歩で涙
四回、4番・中山拓大(6年)の内安を足がかかりに敵失に乗じて一死二塁から6番・後藤直巳(5年)が、しぶとく右前に放ち二走・中山が鉄東・安立優大捕手(5年)のタッチをかいくぐり見事先制した。しかしその裏逆転を許し、五回にも加点され2点差とされ迎えた六回、一死二、三塁の好機を作った。しかし後続が断たれ代表を掴むことはできなかった。先発した藤川投手は長身から投げ下ろすストレートに威力があった。他選手同様、さらなる才能開花に期待したい。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:東区少年軟式野球連盟