【チーム訪問】札幌北広島ボーイズ
6日、北広島市輪厚にある札幌北広島ボーイズの屋内練習場に伺った。
今夏の函館大会準優勝、さらに秋のリーグ戦では2位と実力はあるものの全国予選では準決勝で涙した。
山田 徹監督(55)は「2-0とリードするも最終回ワンチャンスで逆転を許すもろさがある」とチームの課題を指摘した。選手たちもこの悔しさをバネに、来春の巻き返しに誓った。チーム訪問は、今シーズンからチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
(動画)
雪上ノックの様子はコチラ
【第3回日本少年野球秋季北海道選手権大会(全国予選大会)】
◆準決勝
石狩ボーイズ
0000005=5
0200000=2
札幌北広島ボーイズ
(石)越智、大滝―中塚
(札)伊藤竜、川村―稲田
▼二塁打:桜木、杉本(石)渋谷、橋本、宮本(札)
◆3位決定戦
札幌北広島ボーイズ
3000000=3
0000000=0
苫小牧ボーイズ
(札)松本-稲田
(苫)桑村、中佐、嵯城-園田、佐藤
▽二塁打:中川(札)
雪上ノックで一体感
札幌北広島ボーイズの選手たちの声は、屋内練習場ではなく隣接する空き地から聞こえてきた。
一面雪景色の中、雪上ノックで白球を追っていた。そこはおよそ全長80m程のスペースで、雪国としてはこの時期難しい内外野の連係プレーが行われていた。
山田監督は「雪上ノックは4年前から始め、ひと冬を越えると選手たちは逞しく成長する。一つのボールを全員で追うことで一体感が生まれる」と力を込める。
選手間の中でも遠慮なく指示の出し合いあり意識の高さを感じた。
現在団員は、2年生14人、1年生9人、6年生1人を加えた24人。秋季北海道選手権大会(全国予選大会)では準決勝で石狩ボーイズに2-5と惜敗。
しかし選手たちはこの悔しさを忘れず来春のスタートダッシュを目指していた。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中にいる自分は何をするべきかを問いた。また今シーズンで印象深い試合についても挙げてもらった。
◆「粘り強さ」主将・川村康輔 (2年・東部カープジュニア出身)
「公式戦で、リードしていながら最終回守り切れず敗れた試合がある。終盤での粘り強さを意識したい」と課題を話した。印象深い試合は「秋季選手権大会(全国予選)2回戦の函館ボーイズ戦。六回、2-5と劣勢から同点に追いつき向かえた八回促進ゲーム(一死満塁)で9番・稲田の敵失、さらに1番・中川の右越となる適時三塁打で一挙4点を挙げ9-5と勝利した試合」と笑顔を見せた。秋季大会では3番・投手兼外野手として活躍。変化球にも対応でき長打にも期待できる。身長164cm体重57kg。
◆「積極性」中川征典 (2年・カッパーズ出身)
「ミスしても良いから攻守で積極性を意識してやっている」と力を込める。印象深い試合は「秋季選手権大会(全国予選)2回戦の函館ボーイズ戦。2回裏無死満塁での函館の攻撃中、自分がセンター前を焦って後逸し、打者走者を一気に三塁まで進ませてしまった」と悔やんだ。秋季選手権大会では1番中堅手として活躍。身長161cm体重60kg。
◆「意識」西島雄飛 (2年・北の台カープジュニア出身)
「土日と平日の自主練しかないので、高い意識を持って取り組みます」と気を引き締めた。印象深い試合は「秋季選手権大会(全国予選)準決勝の石狩ボーイズ戦。序盤は3-0と自分たちのペースだったがその後、追加点を奪えず最終回の七回に5点を奪われ逆転負けを喫した」と敗れた試合を悔やんだ。秋季大会では4番・捕手兼遊撃手として活躍。身体能力が高く100m11秒台と俊足を生かし攻守で存在感を見せる。身長176cm体重63kg。
◆札幌北広島ボーイズ球団連絡先◆
お問い合わせ・入団又は体験入団に関するご連絡は
◎球団代表:中 村 禎 伸 090-2058-1683
◎監 督:山 田 徹 090-8634-5635
◎マネージャー :渋 谷 瑞 寿 090-7659-3369
協力:札幌北広島ボーイズ