ケアも万全、札幌北広島ボーイズの山田君
医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院(札幌市厚別区青葉町3丁目)に通院する「院内で見つけたアスリート」は、4月から新中学1年生になる札幌北広島ボーイズの山田裕一郎君(北広島市大曲東小6年)。山田君は昨年のシーズン中に野球肩が発症、8月から「羊ケ丘病院」に通院し2カ月ぐらいで回復したが、その後も体幹アップトレーニングやフォーム矯正のため週1回のペースで通っている。4月から初めての硬式野球に挑戦、新1年生18人とのポジション争いに闘志を燃やしている。
▽山田 裕一郎(北広島市大曲東小6年=外野手、160センチ、45キロ)北広島イーストグローリー-札幌北広島ボーイズ
小学1年の冬から野球を始めた山田君。野球好きの父親の影響で、小さいときからキャッチボールなどをしていて、野球の面白さを知った。強豪チーム、北広島イーストグローリーに入って外野手で活躍してきた。思い出の試合は6年生の昨年、高円宮杯全日本学童マクドナルド千歳支部大会決勝で好守備を連発して、チームの優勝に貢献したことだ。センター、9番で出場。むずかしいヒット性のライナーを何回も取り、頭上を越えれば3塁打にもなる大フライを好捕してピンチも救った。山田君にとっては忘れられない1ページだ。3-1で逃げ切りチームは南北海道大会に進んだ(ベスト8)。
野球肩の症状が出たのはシーズンの初めごろ。痛さをガマンしながらの出場だった。8月には以前通っていた羊ケ丘病院で診断を受けて、通院することになった。1カ月以上は投げられない状態が続いたが、2カ月ぐらいで回復した。リハビリ担当の理学療法士から投球の悪いくせ(ヒジ下がり)などの矯正を受けて、完全によくなった。今は、春からのシーズンに向けて、週1回のペースで通院し筋力アップなどの正しいトレーニングを受けている。
今年に入ってチューブトレーニングなどで体幹アップを図り、自宅でのトレーニングも欠かさない。守備には自信を持っている山田君。あとはバッティングにも磨きをかけて、未知の世界の中学硬式野球に挑む。日ごろ、野球に理解を示し、協力してくれる「両親やチームの関係者に感謝することを忘れずに頑張って、1日も早くレギュラーをとりたい」と頼もしい言葉が返ってきた。
(記者の目・中山武雄) 物静かにしゃべり、一見おとなしそうだが心に秘める闘志は十分だ。素直さもあり、通院するリハビリ担当の先生の助言をしっかり守ってトレーニングに励んでいるようだ。スポーツの上達のコツは、指導者の言うことをよく聞くところから始まる。今の心を忘れずに頑張れば、目標の高校野球甲子園出場は必ずかなうはずです。
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
札幌市厚別区青葉町3丁目(南郷通り沿い、厚別消防署向かい)にある同病院はJR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から歩いて7,8分と立地条件に恵まれたうえ、肩・ヒジ・手・首など部位別の専門ドクターが配属されており。整形外科の専門病院として患者からの信頼度は高い。
病院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトの「付け野球肩って何?」でおなじみのドクター。自身も高校球児で活躍したが、肩をこわして野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療できる医師としても人気が高い。また、リハビリを担当する理学療法士の大半が野球、サッカー、スキーなどのアスリートで活躍してきた面々で、こちらも患者の気持ちを十分に受け止めて治療にあたっている。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
☆受付時間☆
平日
(新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分、午後1時~同4時30分
(予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午、午後0時5分~同4時30分
土曜日
(新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分
(予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院