やったぜ!ファイターズジュニア、日本一だ!
12球団ジュニアトーナメント ENEOS CUP 2011(最終日・29日、札幌ドーム)
▽主催・日本野球機構、プロ野球12球団▽特別協賛・JX日鉱日石エネルギー株式会社▽運営協力・全日本軟式野球連盟▽協力・ミズノ株式会社、ナガセケンコー株式会社ほか
やったぜ!夢の日本一獲得だ。北海道日本ハムファイターズジュニアが日本一決定戦でセリーグ代表の東京ヤクルトスワローズジュニアを4-3で下し、念願の初優勝を飾った。3年前の08年、1点差で優勝を逃す悔しい思いを後輩たちが見事にリベンジし、北海道野球のレベルの高さを見せつけた。就任1年目、初采配で頂点を極めた森範行監督も感激の面持ちで「うれしい。選手とスタッフ(コーチら)のお陰です」と喜びを語った。(ファイターズジュニアの日本一特集は4日に掲載します)。
▽準決勝
北海道日本ハムファイターズジュニア 1000300=4
福岡ソフトバンクホークスジュニア 0000000=0
(日)前田、品田、八和田-佐藤
(ソ)平元、小塩、久保、田中-伊藤、中村、鶴田
▽二塁打 西浦(ソ)、井上(日)
横浜DeNAベイスターズジュニア 01000=1
東京ヤクルトスワローズジュニア 20402x=8
(横)日高、森田-伊東
(ヤ)小川、佐藤-庄村
▽本塁打 加藤(ヤ)
▽決勝
北海道日本ハムファイターズジュニア 0001030=4
東京ヤクルトスワローズジュニア 0001020=3
(日)秋山、菊地、川端、品田、八和田-佐藤
(ヤ)原田、鴨志田、佐藤-庄村
▽二塁打 桜井、庄村(ヤ)
▽本塁打 庄村(ヤ)
高階、2死から千金一打、1点差守った必勝継投策
準決勝の福岡ソフトバンクホークスジュニアを完封リレーして決勝に臨んだファイターズジュニア。四回、必勝パターンの先制点で勢いをつけ、六回には先頭打者の1番・宮澤晃汰(6年、遠軽西ファイターズ)センター前、中村泰賀(6年、東月寒レオンズ)の内野安打と続き、4番・井上雄喜(6年、緑ヶ丘パワーズ)がセンター前適時打で2点目、二死になったが6番・高階成雲(6年、札苗スターズ)が執念のバッティングを見せ、2点適時打をレフト前にはじき返した。「打ったのは外角低め。絶対打とうと思って打席に入った」と高階。結果的にはこれが決勝点となったが、そのあと東京ヤクルトの猛反撃に遭い、いつもの快勝パターンとはならなかった。
強打の東京ヤクルトジュニアが牙をむいたのは六回裏。4番・庄村剛輝(6年)がファイターズジュニア3番手・川端龍仁(6年、網走つくしマスターズ)の好球を強振してセンター超えの2ラン。すごいパワーだ。これで1点差になったが、ここからがファイターズジュニア投手陣の本領発揮だ。豊富な人材を生かしての小刻みな継投策。六、七回と1打同点の場面が続いたが品田悠輔(6年、緑ホークススポーツ少年団)、最後は八和田恭希(6年、小樽幸ファイターズ)が前打席でホームランの庄村をサードフライに打ち取って、日本一を決めた。
▽就任1年目で日本一を果たした森範行・ファイターズジュニア監督の話 最高の形で終わることができてうれしい。予選突破を目標にしていたので思いもしなかった。選手とスタッフ5人の力で成し遂げたもの。(もう上がないので)これからが大変ですね。
▽文入魁斗選手の父・圭輔さん(父母会会長)の話 今日は大祝勝会です。父母会のほとんどの人が参加してくれます。もう予約もしてあります。