JBC札幌【中学クラブチーム訪問】

冬季練習に励むJBC札幌ナイン
1月21日、冬季練習に励む中学軟式野球のJBC札幌の選手たちを取材した。
監督を務めるのは元駒大苫小牧で夏の甲子園準優勝メンバーの西田佑真監督29歳。
同級生には現在、ニューヨークヤンキースで活躍を続ける田中将大投手がいる。
しかし同チームは現在、部員不足に苦しんでいた。
それでも選手たちは明るく元気いっぱいに冬季練習に励んでいた。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらい主将・三味 雅季君(2年・東札幌ジャイアンツ出身)が、チームの特徴や目標を動画で語ってくれました。
★関連記事★
【動画付】第16回・JBC札幌編『中坊力じまん』はコチラ
この日はウォーミングアップの後、メディシンボールを使用した体幹トレーニングやリスト強化、ミート率向上を図った打撃練習をローテーションで行っていたが、選手の足元がかなり気になった!
それは室内練習の際、全選手が地下足袋を履きさらにウエート1㎏を付けた練習で、インナーマッスルを含めた体幹強化を図っていたからだ。
地下足袋と言えば指先の自由度が高く、地面をつかむ感覚が養え、指が動くことで、体のバランスもとりやすくなる。普段使用していない足底筋も鍛えられる。
また身体作りの一環として、練習中に軽食を挟んでいる同チームだが、この日は父母からの提供でお餅が振舞われると選手たちはおいしそうに頬張っていた。
軽食後、フリーバッティングを行いこの日の練習が終了。
西田監督に聞いた!

西田監督
【選手構成】
2年:5人、1年:2人
3年生6人が無事卒団し、2人が私立高校へ4人が公立高校へそれぞれ進学希望としている。私立組は北海道栄1人、札幌静修1人。
印象深い試合はポルテ札幌戦
「7‐8のサヨナラ負けの試合」と悔しがった。
(平成29年6月18日、美香保B球場)
▽3回戦
JBC札幌
2010031=7
2210021=8
ポルテ札幌
(J)笹川、加々見、笹川-蝦名
(ポ)秋山、葛西-角田
2人の投手陣と2人の攻撃陣の名前が挙がった
★投手陣では2人の名前が挙がった。西田監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◆今井 裕太投手 2年・屯田ブルースターズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では3番・投手として活躍した。身長167㎝、体重58㎏。
スピード⇒③ コントロール⇒④ 経験⇒④ マウンド度胸⇒② スタミナ⇒⑤ 信頼度⇒⑤ 監督から一言:おとなしく、課題はメンタル。なにくそ根性で投打で引っ張ってほしい!
◆金山 祥大投手 2年・兵庫県宮川少年野球部 出身 左投げ・左打ち
新人戦では5番・投手兼外野手として活躍した。身長165㎝、体重60㎏。
スピード⇒② コントロール⇒③ 経験⇒③ マウンド度胸⇒④ スタミナ⇒③ 信頼度⇒④ 監督から一言:スタミナが課題 !七回完投できる体力を身につけてください。
★打撃陣では2人の名前が挙がった。投手陣同様、西田監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◆蝦名 心選手 2年・八軒東和グッピーズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では4番・捕手として活躍した。身長172㎝、体74kg。
バットコントロール⇒③ 長打力⇒⑤ チームバッティング⇒③ ミート力⇒④ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒⑤ 監督から一言:攻撃の中心!ここぞと言う場面で勝負強さを見せてほしい。そのためにミート力向上を目指してほしい。
◆久保 直矢選手 2年・前田中央ライオンズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では2番・遊撃手として活躍した。身長178㎝、体重71㎏。
バットコントロール⇒② 長打力⇒④ チームバッティング⇒③ ミート力⇒② 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒⑤ 監督から一言:昨年の河本主将のように攻守で要になってほしい。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。

写真左から久保、今井、蝦名
▼蝦名 心選手(2年・八軒東和グッピーズ出身)
身長172㎝、体重74㎏。右投げ・右打ち 持ち味:打撃ではパワーと豪快なスイング、守備ではセカンド送球

「 重圧 」蝦名
▼今井 裕太選手(2年・屯田ブルースターズ出身)
身長167㎝、体重58㎏。右投げ・右打ち 持ち味:スライダー

「一球を大切に」今井選手
▼久保 直矢選手(2年・前田中央ライオンズ出身)
身長178㎝、体重71㎏。右投げ・右打ち 持ち味:強肩と長打力

「 信 」久保選手
協力:JBC札幌