エース取り目指す!札幌北シニア・新土居君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1、西6、北辰ビル2階)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、中学硬式野球の札幌北シニア投手、新土居颯君(14、札幌・日章中2年)を紹介する。新土居君は先月、練習中に肩とヒジ(利き腕左)に痛みが発症し、「これはまずい」と即断で「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診察をうけた。幸い早期治療だったため約1か月の診療・リハビリで完全回復した。「これで春の本州遠征(3月下旬・千葉県)に間に合い、本当にうれしい」と、軽かったけがにホッと胸をなでおろしている。3年生最後のシーズン「まずはエースの座を目指す」、心は早くも開幕へ向けて全開だ。

投球コーナーでピッチングを確認する新土居君

札幌北シニア・新土居颯君
▽新土居 颯(14、札幌・日章中2年、札幌北シニア=175センチ、52キロ、投手・外野手)東札幌ジャイアンツ-札幌北シニア
けがはこれで2度目。一度は小学5年の時に腰、そして今回の肩・ヒジだが、いずれも野球障害の軽いものだった。肩・ヒジに痛みを覚えた時は、ちょっと不安になったが診断を受けて「早期回復」を聞かされてホッとした。野球を始めたのは父親の影響で5歳から。最初は野球のきっかけとなる「ポルテ」から始め、小学2年から少年野球チームに入って本格始動した。
今年の大きな目標は、「まずエースナンバーを取る」ことと、「日本選手権道大会で勝って、全国大会で優勝する」の2つだ。ベンチ入りした昨年の大会で1回戦敗退という悔しい思いをしたので、何としても先輩達のリベンジを果たしたい気持ちがいっぱいだ。エースナンバー取りは新3年生5人、2年生5人の激しい戦いとなる。新土居君は持ち味の変化球、コントロールにより磨きをかけてエースナンバーは「絶対に取る」覚悟で、自宅でもランニング、シャドーピッチング、素振りなどのトレーニングに力を入れ、目標に向かって頑張っている。
思い出の試合は昨年の新人戦。予選の千歳シニア戦で、公式戦初めての完封劇を成し遂げたこと。7回を投げ切り2-0の見事なピッチングだった。「これは忘れることのできない試合になりました」と、完ぺき投球で大きな自信も勝ち取った。ただ、反省点も多かった新人戦になった。決勝トーナメント初戦(洞爺湖シニア)で、まさかのコールド負けを喫してしまった。半端な悔しさでなく、それがチームメート全員のやる気を起こさせ、オフのトレーニングはどこにも負けない厳しい練習を自らに課して大きなまとまりにつながった。新土居君は「チームはすごくいい雰囲気。開幕が楽しみ」と意気込みを話し、中学最後のシーズン・インを心待ちにしている。
(記者の目・中山武雄)ハキハキとさわやかにインタビューに応じてくれた新土居君。礼儀も正しくスポーツマンらしい雰囲気が充満、こちらも気分よく取材が出来ました。「全国大会で投げる勇姿を両親に見せたい」と、日ごろサポートしてくれている父母にも感謝の気持ちを忘れない優しさには感心させられました。
札幌都心部(中央区南1条西6丁目、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に知られている評判の整形外科病院。瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な経験と知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。当サイト、ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球関係者、選手、監督ら指導者にも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】(バックナンバー)
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属当時
たきうち整形外科スポーツクリニックへの問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」もある。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2,4,5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック