あの「ドカベン」が完結へ

ドカベン完結=21日付、北海道新聞より
世のお父さん世代が子供のころ夢中で読んだ人気野球漫画「ドカベン」が完結すると21日付けの北海道新聞に掲載。週刊少年チャンピオンに連載中のシリーズ最終章「ドリームトーナメント編」が28日発売号で終了。46年余り続いた傑作に幕が下りる。
小学生のころ夢中で読みあさったことを思い出す。主人公の山田太郎はカバンの中にご飯だけを詰めたでっかい弁当箱を入れていたことから『ドカベン』のあだ名がついた。高校3年時には身長175㎝体重85㎏。遠投120mの超強肩!しかし足は鈍足で唯一の欠点があったのも人気の一つだったかもしれない。高校時代の設定では1958年生まれでプロ野球編以降では1976年生まれと設定を変えてしまうのも水島新司ワールドならでは。また脇を固めるキャラクターの個性も強かった。
脇を固めるキャラクターの個性も素晴らしかった!
★岩鬼 正美:1番・サード。高校1年、県大会決勝の東海高校戦で初回、先頭打者ホームランをスコアボードの時計を破壊するほどの豪快な本塁打を放ちレギュラーを獲得した。1番・サードが定位置であるが、二塁手、一塁手、右翼手、捕手の経験もあり、4番での出場も2試合あるのもレアだ。ちなみに遠投150mは凄すぎる(笑)。また口にくわえた葉っぱは、岩鬼の心情によって花が咲いたり枯れたりするのも個性の一つとなっていった。
★殿馬一人:2番・セカンド。高校時代から不動の二番打者。音楽センスを生かした秘打は代名詞となっていった。口癖は語尾に「づら」を付けていた。
★里中 智:9番・ピッチャー。身長168㎝、体重65㎏。明訓高校で1年生からのエースで「小さな巨人」と言われた。アンダースローから繰り出す七色の変化球と山田のリードで迎えたつ強打者を次々と打ち取っていった。遠投は100m。
★大川(憶えている人少ないかも)
同じ苗字なので鮮明に覚えている。山田世代のおそらく2年先輩。右投。里中入部前の明訓のエース。本人は速球を主体とした本格派のつもりだったが、殿馬に里中より球速が劣ると指摘された。夏の予選初戦・白新戦で先発したが炎上、里中にマウンドを譲ってその後の登場はない。個人的に少し悲しかったことを憶えている。