小学最後の試合に全力、新琴似シャークの石川君

リハビリ治療で頑張っている新琴似シャークの石川君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌・新琴似シャークの石川悠斗君=(はると、新琴似南小6年)を紹介する。
石川君は今春、チームの練習中に腰が痛くなり、何軒かの病院で診てもらったが結果は芳しくなく5月下旬に同クリニックで再診を受けて本格的なリハビリ治療をすることになった。
成長期に多く見られる「腰椎分離症」と診断された。
「1日も早くけがを治して残された試合に出場したい」と、小学生最後のシーズンに熱い思いを寄せている。

新琴似シャークの主将・石川悠斗君
石川 悠斗(11、札幌・新琴似南小6年=158センチ、48キロ、投手・遊撃手・捕手)札幌・新琴似シャーク
今シーズン入りしてから腰に違和感を覚え、近くの病院で診てもらったりしていたが回復の兆しが見えなかったので5月下旬から「たきうち整形外科スポーツクリニック」でリハビリ治療を受けている。
通院1か月の結果は「悪くはなっていない」とのお墨付きをもらい、今は無理をしない程度に遊撃手として試合にも出場している。
けがをする前は捕手、投手で活躍していた。投手の「三振を取る魅力」と捕手の「走者を盗殺する喜び」は石川君にとっては一番大切な野球観だ。
けがの方は夏休み明けぐらいには回復の目途も立ちそうなので、今はリハビリに全力を注ぐ毎日。
野球を始めたのは小学1年から。
6歳違いの兄の影響で自分から進んで選んだ。
チームではキャプテンを務め、責任感も人一倍強い。
「目標の札幌選手権は予選敗退したので残りの札幌市長杯で頑張りたい」と、早期復帰を願っている。
肩が強く捕手、投手として期待されているが本人は「両方に魅力(捕手・投手)」を感じており今後の方向性はまだ絞り切れておらず、当面は”二刀流”で頑張っていくようだ。
投手としての球も速い(105キロ)。
今春の北札幌地区大会では強豪・屯田ベアーズ相手に六回8奪三振という快投も見せた。
試合は負けたが石川君にとっては忘れられない内容として脳裏に焼き付いている。
「けがが治ったら、また三振をどんどん取っていきたい」。表情も明るく次へのステップに心を切り替え、けがをしたことで教えられ学んだことを今後に生かしていく覚悟だ。将来の大きな目標は甲子園だが、「勉強も野球と同じぐらい頑張ります」とうれしい答えが返ってきた。
(記者の目・中山武雄)
さすがキャプテン、「勉強も頑張る」という答えにうれしさを感じました。
サッカーワールドカップの長谷部キャプテンも少年時代はしっかりと勉強をしたそうです。
今のスポーツ選手はジャンルを問わず、一流選手になると皆さん勉強もしっかりしているようです。
昔の選手は勉強をしなかったとは言いませんが・・・。
札幌都心部(中央区南1条西6丁目、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に知られている評判の整形外科。瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。当サイト、ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球関係者、選手、監督ら指導者にも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属当時
たきうち整形外科スポーツクリニックへの問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」もある。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック