札幌大谷、チーム一丸で大逆転初V!

北ガス杯・決勝より
第3回北ガス杯夏季全道大会の準決勝2試合と決勝が21日、札幌麻生球場で行われ、札幌大谷リトルシニアが準決勝で強豪・余市リトルシニアを5-2で下すと続く決勝で最大6点差をひっくり返して札幌豊平東リトルシニアに11-7で勝利し、初優勝を決めた。今大会決勝に駒を進めた札幌大谷と札幌豊平東は8月12日から札幌ドームで行う第3回FBC U-15大会への出場権を掴んだ。
打線が援護・五回、一挙9得点
札幌大谷が序盤の6点差をひっくり返して初優勝を決めた。

投打に活躍を見せた將田選手
先発した永倉 央(3年・新琴似パワーズ)、2番手で登板した三津谷瑠太(3年・石山アトムズ少年団)が、調子を出せず四球や被本塁打など四回で7失点。だが、6点を追う五回表から反撃。先頭の2番・濱野 櫂(2年・新川ウィーディス)が、敵失で出塁すると3番・江口聡一郎(3年・真栄ビクトリー)から將田明基(3年・北野リトルメッツ)、石鳥 颯(3年・エルムファイターズ)、飯田星哉(2年・緑苑台ファイターズJr.)と4連打で2点を返すと、次打者が敵失を呼び1点。続く8番・政田大成(3年・新光スワローズ)が、右中間破る2点タイムリー二塁打で1点差に。次打者が犠打で二死二、三塁。ここで1番・大野魁土(3年・千歳ブラックバード)が、レフト前タイムリーで同点。続く2番・濱野が、ライト前タイムリーで三走・政田が、生還しこの回7点目。結果これが決勝点となった。さらに4番・將田、5番・石鳥のタイムリーでこの回一挙9点を奪い大逆転に成功した。投げては四回途中から登板した瀧口夕翔(2年・東雲ファイターズ)、六回から將田が好リリーフを見せ強打の札幌豊平東打線の追撃を抑えた。今大会決勝進出でFBC U-15へ出場を決めた有賀良太監督(33)は「初出場、初優勝を目指して頑張ります」と意気込んだ。將田主将は「出場が決まりうれしいです!出るからには全員でつないで優勝します」と宣言。

初優勝に喜ぶ札幌大谷ナイン
札幌豊平東、中盤までのリードも涙
札幌豊平東は1-1の同点で迎えた二回、敵失と2内安で一死満塁から押し出し四球で1点勝ち越し。続く三回に、一死一塁から4番・野澤大陸(3年・札幌豊平リトル)が、レフトへ特大の2ラン本塁打で加点した。さらに四回、一死一、二塁から1番・橘 祐樹(3年・東月寒レオンズ)が、右中間を破る2点タイムリー三塁打で2点。さらにバッテリーミスで三走・橘が生還し、この回3点を奪い6点差と突き放した。しかし五回表に大量失点で悔しい逆転負けを喫した。決勝の悔しさをFBC U-15にぶつけて見せる!がんばれ札幌豊平東。

準優勝の札幌豊平東ナイン
<ホームラン>

右手にホームランボールを手にする野澤選手
三回裏、札幌豊平東の攻撃で一死一塁から4番・野澤(札幌豊平リトル(硬式))が、レフト柵越えとなる2ランホームランを放った。
▽野澤大陸選手のホームラン談話
「打ったボールは真ん中高目、打った瞬間入ったと思った」と振り返った。公式戦では2本目、練習試合を含めると5本目。小学2年から硬式野球のリトルリーグ・札幌豊平リトルで野球を始め中1の途中から札幌豊平東シニアへ入団した。持ち味は体格を生かした長打力。身長177㎝、体重77㎏。右投げ・右打ち。
協力:財)日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟