東16丁目、強豪・多賀野球にサヨナラで涙<マック>

東16丁目フリッパーズ=(写真・チーム提供)
第38回高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントへ前年度優勝枠として出場した東16丁目フリッパーズが21日、勝てば16強!
初戦の2回戦で滋賀県代表の多賀野球少年野球クラブと対戦するも3‐4のサヨナラ負けで涙をのんだ。
東16丁目は初回3点先制するも三回に2点、五回に1点を奪われ3‐3の同点で迎えた七回裏、二死二塁から多賀の4番・石田にタイムリー二塁打を放たれ涙した。
笹谷武志監督(39)「今までの指導歴の中で、一番成長したチーム。気がついたら全国トップレベルの戦いを見せてくれた」と敗れはしたものの大舞台で戦った選手たちを労った。
同チームは24日、帰道予定。
初回、3点先制!

東16丁目、明治神宮球場=(写真・チーム提供)
二回表、二死から3番・増田圭吾(6年)がレフト前、4番・相馬大輝(6年)が死球で一、二塁の好機。ここで5番・佐々木颯太(6年)が、レフト前で二走・増田が一気に三塁をけりホームを狙うも間一髪のギリギリのプレーで本塁は阻止された。
三回表、二死から8番・二木謙慎(6年)がレフト前、9番・吉村陽葵(6年)がライトオーバー二塁打で二死二、三塁の好機。
ここで1番・高橋が、レフトポール際へ特大ファールを放つも無得点。
2点奪われ、流れ変わる!

東16丁目、明治神宮球場=(写真・チーム提供)
三回裏、二死二、三塁から3番・高田に左中間へエンタイトルツーベースを放たれ2点奪われる。
「差を縮めた瞬間、多賀は息を吹き返し。うちは守りに入ってしまった」と語った。
五回裏、二死二塁のピンチで4番・石田に右中間へエンタイトルツーベースを打たれ同点。
東16丁目も七回表、二死から5番・佐々木、6番・信田陸人(6年)が単打で繋ぎ一、二塁と好機作るも後続が倒れ無得点に終わった。
七回裏、徐々に主導権を握る多賀は、先頭の9番・市井が四球と二盗を決め無死二塁のピンチ。
次打者倒れて一死二塁から2番・松田にライト前を放たれ二走・市井が一気にホームに生還してサヨナラで涙した。
笹谷監督は「全国トップレベルのチームとしっかり渡り合えたことは彼らの成長。しかし勝負強さはあきらかに上でした」と唇をかんだ。
◆2回戦(21日、明治神宮球場)
東16丁目フリッパーズ
3000000=3
0020101=4
多賀少年野球クラブ
(東)佐々木颯-高橋七
(多)木戸、松井(2回)、木戸(3回)-石田
▽二塁打:高橋七(東)、高田、石田(多)
協力:東16丁目フリッパーズ