3度のけがにもめげず、麻生野球少年団の齋藤君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌・麻生野球少年団の齋藤拓海君(11、和光小5年)を紹介する。齋藤君は今年7月の練習中に右肩を痛めて(疲労骨折)、ボールが投げられなくなる損傷を受けた。発症直後は思わぬアクシデントにビックリし動揺したが今はけがの前の状態にほぼ戻り、胸をなでおろしている。「早く完全復帰したい」と願い、あと少しのリハビリ治療に頑張っている。

病院内の投球コーナーで軽くボール投げをする齋藤君

麻生野球少年団の齋藤拓海君
▽齋藤 拓海(11、札幌・和光小5年=140センチ、27キロ、三塁手)札幌・麻生野球少年団
けがは2週間ぐらい前から兆候はあったが、大したことはないだろうと練習を続けていたところ突然発症した。激痛が走り「何が起きたのだろう」とビックリ、両親に相談して以前通院したことのある「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診てもらうことにした。診断は右肩部分の疲労骨折、そこから先の見えないリハビリ生活に入ったが、同クリニックでの懸命な治療結果で予想外の早さで回復しつつある。7月に発症し、今ではけがの前のようにボールが投げられるようになった。「うれしかった」と話す齋藤君。
けがはこれが初めてではなかった。3年時にヒザ、4年時に足首を痛めて辛い思いをした。しかし、めげずに練習をして頑張ってきた。バッティングには自信 を持っているが、守備の方はこれからの課題。「リハビリの先生に投げ方などを教えてもらっているので、これから(けがが治ったら)練習をたくさんして上手くなりたい」。まだレギュラーには届いていないが、秋の新人戦やオフでのトレーニングで最上級生になる来季を見据えて頑張る覚悟だ。
忘れない思い出の試合は、昨年のジュニア大会(コスモス杯)でのサヨナラ打で逆転勝利したこと。満塁の場面で9番バッターで登場、2点ビハインドを背負っての打席に「緊張した。まさか打てるとは」。本人もビックリの二塁打で3者を返して見事な逆転打だった。一生の思い出をつくった。将来の目標はまだ定まっていないが、野球で覚えたスポーツの楽しさを「仕事」でも生かしていきたいという。
(記者の目・中山武雄)兄・海晴君(13、中3)に誘われ野球を始めた拓海君、兄も認める「足の速さ」はチームの牽引車になる素質は十分だ。けがを乗り越えて野球の楽しさを存分に味わい、がんばってください。
札幌都心部(中央区南1条西6丁目、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に知られている評判の整形外科病院。瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。当サイト、ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女らの選手、監督や指導者にも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属当時
たきうち整形外科スポーツクリニックへの問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」もある。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック